“デザインの秋”に 新鋭イベント「alter.」が初参戦! @日本橋三井ホール | Numero TOKYO
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“デザインの秋”に 新鋭イベント「alter.」が初参戦! @日本橋三井ホール

“日本のプロダクトデザインに革新を促す”デザインイベント「alter. 2025, Tokyo」が初開催を迎える。東京・日本橋の日本橋三井ホール(COREDO室町1内)にて、2025年11月7日(金)〜9日(日)までの3日間実施。

 

多くのイベントでにぎわうこの秋、実験的な展示会「alter.(アルター)」が日本のデザインシーンに新しく登場した。
一般的な展示会は、企業の新作発表や商談を目的とした「見本市型」が主流だが、「alter.」はそれとは異なる形式で催される。コミッティによって選考された出展者が、作品だけでなく、展示空間の構成や来場者の体験までを含めた総合的なプレゼンテーションを実施することで、従来とは異なるプロダクトデザインのあり方を提示する。

会場は5つのプログラムによって構成される。異分野のクリエイターによる協業プロジェクトを紹介する「EXHIBITION」を軸として、10代や異業種、業界外からの問題提起の場「SHOWCASE」と、出展クリエイターの作品などを購入できる「MARKET」のほか、トークプログラム「TALK」、最優秀作品を選出する「AWARD」だ。

参加するのは、35歳以下を中心とした躍進著しいクリエイターたち。アオイヤマダ(※1)やwe+、河野未彩、玉山拓郎、八木幣二郎のほか、POETIC CURIOSITY、髙野潤、西田悠真、杉野龍起ら計59名。デザイナーやアーティストはもちろんのこと、エンジニアや編集者、ダンサーなどが参加し、それぞれ個人ではなく、チームで展示を行うところが特徴的だ。

(※1)参考記事:Numero.jp「田中杏子のリアル・モード『dress to express』」

参加クリエイター過去作品一例
参加クリエイター過去作品一例

参加クリエイター過去作品一例
参加クリエイター過去作品一例

なお、本イベントの出展者の選考を担ったのは、ニューヨーク近代美術館(MoMA/アメリカ、ニューヨーク)のキュレーターを務めるTanja Hwang、ポンピドゥー・センター(フランス、パリ)のキュレーターであるOlivier Zeitoun、そして、デザインスタジオ「FormaFantasma」、「SKWAT」代表の中村圭佑、「Say Hi To」主宰のKristen de La Vallièreからなる、国内外の第一線で活躍する5組のコミッティメンバーだ。

デザインイベントが続くこの時期、新たな試みとして幕を開けた「alter.」にぜひご注目を。

 

※掲載情報は11月6日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

alter. 2025, Tokyo
会期/2025年11月7日(金)〜11月9日(日)
会場/COREDO 室町1 4〜5F
住所/東京都中央区日本橋室町 2-2-1 COREDO室町1
料金/1日券:一般 2000円 学生 1000円・3日通し券:3000円、学生 2000円・中学生以下 無料
URL/altertokyo.com/

Text:Manami Abe

 

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