
荒川修作+マドリン・ギンズによる「養⽼天命反転地」が開園30周年を迎えた。2025年11⽉17⽇(⽉)まで、記念イベント「養⽼天命反転中!Living Body Museum in Yoro」が開催されている。サウンドアーティストのevalaと、美術作家・⼤巻伸嗣による⼤規模インスタレーション、そして11月1日(⼟)から3⽇(⽉・祝)には、Neon Danceも加わり、全参加アーティストによるダンスと音楽と美術の特別公演が行われる。月明かりの下での特別な瞬間もぜひ体験してほしい。

芸術家/建築家の荒川修作+マドリン・ギンズが、30年以上の構想を実現した「養⽼天命反転地」。岐阜県にある約18,000㎡もの敷地では、水平、垂直な線はほとんど排除され、人工的な地平線がいくつも配置されている。この場に踏み入った瞬間から、これまでの感覚、価値観や制度、世界がゆらぎ、私たちの身体の可能性をじかに感じることができる。それは、新たな生のあり方を模索する思想でもある。

そんな養⽼天命反転地も開園から30年。2025年10⽉25⽇(⼟)から始まった記念イベント「養⽼天命反転中!Living Body Museum in Yoro」では、サウンドアーティストのevalaと、存在とは何かをテーマに制作活動を展開する美術作家の⼤巻伸嗣の大規模インスタレーションが展開。


さらに11⽉1⽇(⼟)から3⽇(⽉・祝)には、養⽼天命反転地を舞台にプレミア公演が行われる。これまで荒川+ギンズの世界を舞台化してきたダンスカンパニーNeon Danceによるパフォーマンス、そしてインスタレーション、⾳と光。さらに閉園後に行われる特別公演は、月あかりの下での希少な時間となるだろう。

あまりに特別なこの養⽼天命反転地での、身体、生命のひろがりを感じる体験。それは、この30年間への祝祭であり、未来への問いかけでもある。ぜひこの機会に訪れてほしい。
また11⽉15⽇(⼟)、16⽇(⽇)には、2026年3月に開催予定の企画展のプレイベントとして、IAMASの⾚松正⾏によるクリティカル・サイクリングのワークショップ「バランスからだ自転車」も開催される。
養老天命反転地 開園30周年記念
養⽼天命反転中! Living Body Museum in Yoro
期間/2025年10⽉25⽇(⼟)〜11⽉17⽇(⽉)
会場/養老天命反転地(養老公園)
場所/岐阜県養老郡養老町高林1298-2
時間/9:00〜17:00(最終⼊場 16:30)
休園⽇/⽕曜⽇
⼊場料/⼀般850円、⾼校⽣550円、⼩・中学⽣350円
URL/https://lbm.architectural-body.com
初公開!! 夜の天命反転地でのインスタレーション&パフォーマンス
プレミア公演 Living Body Museum in Yoro (night version)
⽇時/11⽉1⽇(⼟)、2⽇(⽇)、3⽇(⽉・祝)
17:30〜(3⽇間限定)各回70名限定
料⾦/8,500円(事前予約制)
https://lbm-yoro.peatix.com
デイタイム公演 Living Body Museum in Yoro
⽇時:11⽉1⽇(⼟)、2⽇(⽇)、3⽇(⽉・祝) 15:00〜
*養⽼天命反転地の⼊場料でご覧いただけます(事前予約不要)
IAMAS ワークショップ「バランスからだ⾃転⾞」
⽇時/2025年11⽉15⽇(⼟)、16⽇(⽇)10:00〜16:00
会場/養⽼天命反転地前 芝⽣広場
講師/⾚松正⾏(情報科学芸術⼤学院⼤学 教授)
参加費/無料
*2026年3⽉開催クリティカル・サイクリング展プレイベント
Text:Hiromi Mikuni
