
世界中にファンの多いダンサー・振付家、ピナ・バウシュの最晩年の作品『Sweet Mambo』を、ヴッパタール舞踊団のメンバーが踊り継ぐ公演が彩の国さいたま芸術劇場で行われる。
彩の国さいたま芸術劇場は、これまでもピナ・バウシュの作品を数多く上演してきた。

バウシュは従来のバレエ・モダンダンスの枠を超え、彼女の師である振付家・クルト・ヨースが提唱した「舞踊」と「演劇(劇性)」を融合させた タンツテアター(Tanztheater/舞踊演劇)を数多くの作品に取り入れた。そのメッセージ性の強さや観客との対話性などから今でも数多くのファンが世界中にいる。
そのファンは、ダンスの世界にとどまらず彼女の活動を収めた映画作品も複数作られている。ダンサーとの対話を大事に制作をするピナ・バウシュの姿は、観る者に親しみや温かさを感じさせるものだ。

2009年にその生涯を閉じた後も、生前、ピナ・バウシュが率いたヴッパタール舞踊団は、彼女の遺志を継ぎ、彼女の作品を現在も上演し続けている。
今回のピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団の来日は2017年の『カーネーションーNELKEN』以来8年ぶりになる。舞踊団の初期からピナ・バウシュとともにダンスを作り上げてきたメンバーが来日、『Sweet Mambo』を上演する。人生の後半、若いダンサーや子どもたちとのダンス作品を作ることにも力を傾けたピナ・バウシュだが、この作品は彼女が昔から慣れ親しんだメンバーと作り上げた作品だ。
もちろん、この作品がほぼ最後の作品になる、と分かっていたわけではないだろうが、作品を通してピナからダンサーへの惜別の思いが感じられることだろう。
世界中で新しい出会いと、観客たちそれぞれの中に生まれる感情を大事にしてきた舞踊団の公演をぜひ、心に刻みたい。
舞踊 ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『Sweet Mambo』
演出・振付/ピナ・バウシュ
出演/ヴッパタール舞踊団
アンドレイ・ベレツィン ナオミ・ブリトー ナヨン・キム ダフニス・コッキノス レジナルド・ルフェーブル
アレクサンダー・ロペス・グエラ エレナ・ピコン* ナザレット・パナデロ* ジュリー・シャナハン ジュリー・アン・スタンザック アイーダ・ヴァイニエリ(*ゲストダンサー)
舞台美術/ペーター・パプスト
衣裳/マリオン・スィートー
再演
アーティスティック・ディレクション/アラン・ルシアン・オイエン
リハーサル・ディレクター/瀬山亜津咲 ロベルト・シュトゥルム
公演日程/2025年11月27日(木)、28日(金)19:00開演
29日(土)、30日(日)15:00開演
会場/彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
チケット料金(全席指定)/一般:S席12,000円 A席8,000円 B席5,000円
U-25*:S席7,000円 A席5,000円 B席3,000円
SAFメンバーズ:S席11,000円 A席7,500円 B席4,500円
*U-25:公演時、25歳以下対象。入場時要身分証明書提示。
主催・企画・制作/公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団(彩の国さいたま芸術劇場)
共同招聘/ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)
助成/文化庁文化芸術振興費補助金 劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
後援/ドイツ連邦共和国大使館 ゲーテ・インスティトゥート東京
URL/https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/104660/
問い合わせ/SAFチケットセンター 0570-064-939(10:00~18:00/劇場休館日を除く)
<京都公演>
公演日程/11月21日(金)~11月22日(土)
会場/ロームシアター京都 メインホール
URL/https://rohmtheatrekyoto.jp/
問い合わせ/075-746-3201(10:00~17:00)
