
ジェニファー・アニストンが、20年間にわたり密かに妊娠を望み続けていたことを明かした。これまで「仕事に夢中で子どもを持たない選択をした」という誤ったイメージに苦しんできたことから、英ハーパーズ・バザー誌11月号でその真実を語った。
「私の物語や、過去20年間に家族を持とうと努力してきたことを誰も知らなかった。医療的な悩みを公にすることはなかったから」と語るジェニファーは、世間の「自己中心的」「ワーカホリック」といったレッテルに傷ついてきたという。「私はただの人間。みんな人間。だからもう言ってしまおうと思った」と、沈黙を破った理由を明かした。
ジェニファーが初めて不妊治療(IVF)について語ったのは、同じように悩む女性たちへの思いからだった。「当時、子どもを望みながらIVFに取り組んでいる女性を多く知っていたわ。だからこれは自分のためだけでなく、同じ問題に苦しむすべての女性のためでもあったのよ」と語っている。
長年にわたりプライベートに関する憶測や噂にさらされてきたジェニファーは、「年齢を重ねるほど、誤解を正すことにこだわらなくなったわ。ニュースはすぐに流れて消えるから」と冷静に受け止めるようになったものの、その中で葛藤もあったという。「不正を正したいという正義感が湧くこともあるの。でも本当に必要かしら?家族も友人も私の真実を知っている」
ジェニファーは、2022年には、IVFがうまくいかなかったことや、卵子凍結をもっと早く考えていればよかったと語っており、「30代後半から40代にかけて本当に辛かった。妊娠を望み、あらゆる手段を試した。でも後悔はない。今の私があるのはその経験のおかげ」と振り返っていた。
Photo: Bangshowbiz

