GINZA SIX中央吹き抜け空間に、イギリスを代表する現代美術家ジュリアン・オピーの新作登場
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GINZA SIX中央吹き抜け空間に、イギリスを代表する現代美術家ジュリアン・オピーの新作登場

ジュリアン・オピー 『Marathon. Women.』
ジュリアン・オピー 『Marathon. Women.』

イギリスを代表する世界的な現代美術家、ジュリアン・オピーの最新作となる大型インスタレーション作品『Marathon. Women.』が、東京・銀座のGINZA SIXにて2025年9月11日(木)より公開となった。

ジュリアン・オピー Exhibition at Tokyo Opera City Art Gallery (2019年)
ジュリアン・オピー Exhibition at Tokyo Opera City Art Gallery (2019年)

草間彌生、ダニエル・ビュレンをはじめ、そうそうたる大物アーティストが展示を行ってきたGINZA SIXの中央吹き抜けの大空間。なかでも、2024年春から1年以上にわたって展示されたヤノベケンジの『BIG CAT BANG(猫大爆発)』は大きな話題を呼び、小誌『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』でもその軌跡を追ってきた。

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ジュリアン・オピー 『La Llotja, Palma.』 (2024年)
ジュリアン・オピー 『La Llotja, Palma.』 (2024年)

世界的に活躍する注目のアーティストやクリエイターと協業し、感性を刺激するインスタレーションやアート作品を館内各所に展開してきたGINZA SIX。中央に位置する吹き抜け空間は、まさにその象徴といえる場所でもある。
このたび白羽の矢が立ったのは、イギリスを代表する現代美術家のジュリアン・オピー。ピクトグラムを想起させるようなシンプルな表現で伝統的モチーフを描くスタイルが、アート界だけでなく広いカルチャーシーンでも高く評価されている。

ジュリアン・オピー 『Walking in Lisbon.』 (2022年)
ジュリアン・オピー 『Walking in Lisbon.』 (2022年)

今回の作品は、オピーの新作映像作品。特徴的な展示環境に強い関心を持ったオピーが、にぎやかな空間において意味を持ち、かつ自然に溶け込むような作品を目指して制作した、自身初の宙に浮かぶ映像の大型インスタレーションとなる意欲作だ。

「走る」という人間の本能的な動きが空間全体に浸透し、訪れる人々に没入感と新たな気づきをもたらす本作。ぜひご注目を。

※掲載情報は9月23日時点のものです。
日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「Marathon. Women.」
会期/2025年9月11日(木)~2026年秋(予定)
会場/GINZA SIX 2F 中央吹き抜け
住所/東京都中央区銀座6-10-1
営業時間/ショップ・カフェ(B2F~5F)10:30~20:30、 レストラン(6F、13F)11:00~23:00
※一部の店舗、レストランは営業時間が異なる
休館日/不定休
URL/https://ginza6.tokyo/art

Text : Akiko Kinoshita

 

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