アレキサンダーワン(alexanderwang)がNYファッションウィーク期間中の2025年9月12日(現地時間)、ブランド20周年を記念するランウェイショーを開催した。「THE MATRIARCH(⼥家⻑)」と名付けられたショーには、Awichをはじめカーディ・Bと娘のカルチャー、マーサ・スチュワートらが来場した。

今回のコレクションでは、ブランド設立当初からデザイナーのアレックスを支えてきた彼の母、イン・ワンに敬意を表し、自らの力で道を切り開いてきた彼女から得たインスピレーションをもとに、「パワードレッシングは女性のためにある」というメッセージを表明した。

会場は、ニューヨーク・チャイナタウンの入り口に位置する歴史的建築「58 Bowery」。アレックスとイン・ワンが購入し、初めて中国系アメリカ人の所有となった。現在は改装が進められており、2026年にはアジアの芸術と世界に広がるアジア・ディアスポラを称える拠点「The Wang Contemporary」として生まれ変わる予定だという。
ファーストルックを飾ったのは、ブランドが追求してきた“パワードレッシング”を象徴する一着。ショーの中盤ではドローンによるスペクタクル演出により雰囲気が変化し、「ソフトとシャープ」の融合を表現したレーザーカットナイロンドレスや、新作ハンドバッグ「Siren」がブランドらしいシグネチャー・ハードウェアとともに登場した。
起業家のルーシー・グオと俳優のポム・クレメンティエフもモデルとしてランウェイに姿を見せた。バスト下やヒップで大胆にカットされたボンディングジャケット、メタリックにラミネート加工されステルスかつモダンな表情を纏ったツイード、クロシェ編みニットなど、多彩なルックが披露された。

アフターパーティでは、Awichによるスペシャルパフォーマンスも。女性の力強さを讃え、ブランドのマニフェストを体現した一夜となった。
Text: Yukiko Shinto
















