子どもたちと俳優・髙橋一生による“想像のアート”が公開 | Numero TOKYO
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子どもたちと俳優・髙橋一生による“想像のアート”が公開

70年の歴史を持つアート&デザインアワード「学展」。第75回となる今年、初の試みとして子どもたちと俳優・髙橋一生による映像制作プロジェクト『他者を想像する四日間』を実施。その記録と完成作品が国立新美術館(東京・六本木)で公開された。

「他者を想像する力」が希薄になっているといわれる現代社会。子どもたちが演技や対話、絵画を通じて、目の前の相手や存在しない“誰か”を思い描く経験を重ね、そのプロセスを丁寧に映像として記録するプロジェクト『他者を想像する四日間』が行われた。

小中学生7名に、俳優の高橋一生が“伴走者”として参加。子どもたちの内面の動きを受け止めるために関わり、自由で深い創造の場を実現したという。映像の監督は映画『チワワちゃん』『真夜中乙女戦争』などで知られる映画監督・二宮健。子どもたちの瑞々しい表情や、創造のプロセスを繊細かつ大胆に映し出した。完成した映像は、8月9日(金)に国立新美術館講堂にて開催された学展受賞者表彰式にて、受賞者および関係者限定で特別上映された。

合わせて8月7日(木)~8月17日(日)の10日間、完成した2枚のキャンバス作品が公開。ぜひお見逃しなく。

※掲載情報は8月14日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

学展特別映像企画『他者を想像する四日間』
会期/2025 年8月7日(木)~8月17日(日)
会場/国立新美術館2D 学展展示室
住所/東京都港区六本木7丁目22-2
時間/10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
URL/gakutenjapan.com/

Text:Akane Naniwa

 

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