
4週間にわたって開催される、大阪の街を巡りながらアートとデザインに出会う周遊型エリアイベント「Osaka Art & Design 2025」。大阪市内約60ヶ所で、国内外の多彩なクリエイターの作品を展開中だ。
3回目の開催となるアートとデザインの祭典「Osaka Art & Design 2025」。今年は梅田・中之島から心斎橋・なんば、そして阿倍野までエリアを拡大し、街を巡る楽しさもパワーアップして開催だ。
2025年のテーマは「Overlaps 〜重なる夢中〜」。中でもうめきたエリアなど大阪の中心部で繰り広げられるパブリックアートに注目したい。大阪梅田ツインタワーズ・ノース 1階コンコースと阪急うめだ本店 コンコースウィンドーでは、気鋭の作家、宮田彩加×廣田碧のコラボレーションによる作品が。グラングリーン大阪 うめきた公園では、建築家の永山祐子や、ロンドン出身のクリエイター、アダム・ナサニエル・ファーマンの作品が体験できる。イスラエル・テルアビブから参画するシガリット・ランダウや、ポーランド共和国アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートのプロジェクトから紹介されるヨアンナ・ハヴロットと笹岡由梨子の作品も注目だ。



そのほか、TEZUKAYAMA GALLERYやYoshiaki Inoue Galleryといった大阪を代表するギャラリー、マルニ木工をはじめとする個性豊かなインテリアショップでの作品巡りも。W大阪(心斎橋)では熊谷卓哉、アートエリアB1(中之島)桑山真麻弓、高島屋大阪店(難波)では山中suplexらが参加する企画展「CAPS 2025」など、関西にゆかりあるアーティストが目白押しだ。


また新たな取り組みとして、各世代のクリエイターの思考を展示する企画「世代のバトン」や、大阪芸術大学、京都美術工芸大学などとタッグを組んだ、産学連携によるプログラムも多数。美術館を巡るようにアートや家具、ファッションなどを鑑賞し、気に入ったものがあれば購入できることも。大阪で過去最大級のアート&デザインの祭典をぜひお見逃しなく。

※掲載情報は6月8日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
Osaka Art & Design 2025
会期/5月28日(水)〜6月24日(火) ※展示期間は会場・作品により異なります
エリア/梅田、堂島、中之島、京町堀、本町、心斎橋、なんば、阿倍野 他大阪市内各地
URL/www.osaka-artanddesign.com/
Text:Akane Naniwa