ペインティングや彫刻を中心に、国内外で活躍するアーティスト・大河原健太郎の個展「MUSE TAKING A SHIT」が開催中。東京・渋谷のDIESEL ART GALLERYにて、2025年7月13日（日）まで。
アーティストの大河原健太郎は、色彩豊かなペインティングや彫刻作品で知られ、現在は韓国・ソウルを拠点に活動。シュールでありながら親しみやすいキャラクターたちが奇妙に作用し合うその作品は、大河原にとって「愛の表現であり、互いにつながる手段」なのだという。
本展「MUSE TAKING A SHIT」では、韓国への移住後、新たに取り組んでいる油彩画を中心に、約50点の新作を発表。その多くを占める女性のポートレートのほとんどは彼のパートナーがモデルになっているそうだ。
このことについて大河原は、最も身近な存在をモデルに絵を描くのは自然なこととしつつ、「気負わずに些細な気づきや一瞬の出来事を描くことで、より純粋で不完全で、そして自然な『その人自身』や『自分自身』、さらには世界を理解する手がかりになるのだと思います」（本展ステートメントより）と、その理由を語っている。
デジタル時代に直接、大切な人たちと向き合い、自身の感情をペインティングで表現する大河原。作品を通して鑑賞者と対話することで、観る者にとって本当に必要なものは何かを静かに問いかけている。
ぜひ、お見逃しなく。
※掲載情報は4月28日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
MUSE TAKING A SHIT
会期／2025年4月26日（土）〜7月13日（日）
会場／DIESEL ART GALLERY
住所／東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti DIESEL SHIBUYA B1F
料金／無料
時間／11:30〜20:00
休館／会期中無休
TEL／03-6427-5955
URL／www.diesel.co.jp/ja/art-gallery/kentaro_okawara
Text：Manami Abe
