第76回カンヌ国際映画祭監督週間に正式出品され、世界各国の映画祭でも話題を呼んだ映画『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』が3月14日より全国公開される。3月7日（金）に開催される一般試写会に読者5組10名様をご招待！
高校生のリリアンが体験する、不思議の国＝アメリカを巡る奇想天外な旅
監督を務めるのは、NYインディペンデント映画シーンを牽引してきたショーン・プライス・ウィリアムズ。サフディ兄弟監督『神さまなんかくそくらえ』、『グッドタイム』などの撮影監督として活躍し、また福永壮志監督『アイヌモシリ』や遠藤麻衣子監督『TOKYO TELEPATH 2020』など日本人監督とのコラボレーションも経験している。長編・短編映画・TVシリーズ・ミュージックビデオなど120本以上の作品を撮影してきた彼の監督デビューが本作となる。
アメリカ・サウスカロライナ州に住む高校3年生のリリアンは、ワシントンD.C.への修学旅行でクラスメイトの騒ぎに冷めた目を向けていた。その夜、訪れたカラオケバーで陰謀論に憑りつかれた若い男による銃乱射事件に巻き込まれる。ド派手なパンクファッションの青年ケイレブに導かれ、隠された地下通路へ辿り着いた彼女は、思いもよらぬ旅へと踏み出す。
道中で出会うのは、自由を謳う活動家アーティスト、感傷的なネオナチ、エレクトロを愛するイスラム主義者──多様性の国・アメリカの裏側で渦巻く過激思想と対峙することになる。奇妙で混沌とした世界を巡る中で、リリアンは何を見出すのか。“トランプ時代の不思議の国のアリス”ともいえる、予測不可能で刺激的な物語が始まる。
主演は『17歳の瞳に映る世界』で注目を集めたタリア・ライダー。確かな演技力と愛らしい笑顔で、思春期の揺れる少女の魅力をスクリーンに映し出す。旅の中で出会う個性豊かな人物たちには、『レッド・ロケット』で高い評価を得たサイモン・レックス、『プリシラ』でエルヴィス・プレスリーを演じたジェイコブ・エロルディ、シンガーソングライターのニック・ケイヴの息子で今注目の若手俳優アール・ケイヴ、Netflix『エミリー、パリへ行く』のジェレミー・O・ハリスなどが名を連ねる。多彩なキャストが、それぞれのキャラクターにリアリティと奥行きを与えている。
トークイベント付き試写会に5組10名様をご招待
『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』
監督・撮影／ショーン・プライス・ウィリアムズ
出演／タリア・ライダー、サイモン・レックス、ジェイコブ・エロルディ、アール・ケイヴほか
配給／アルバトロス・フィルム
3月14日（金）ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開
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