シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT](以下、CCBT)では、2024年度のフェローである5組のアーティストによる展覧会や上映会、パフォーマンス等のイベントを、東京・渋谷にあるCCBTおよび都内各所にて開催中だ。
CCBTでは、コアプログラム「アート・インキュベーション」において、公募・選考によって選ばれた毎年5組のクリエイターを「CCBTアーティスト・フェロー」として委嘱。本プログラムは、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指す、国内最大規模となるアーティスト・フェロー制度だ。
2024年度の成果発表では、「日本の大地=根拠とはなにか?」を問い直す布施琳太郎によるアートプロジェクトを皮切りにスタート。万博に対する「感性のアナーキズム」として、新たなアートプロジェクト「パビリオン・ゼロ」を都内3会場にて発表する。

また、アート・コレクティブのHUMAN AWESOME ERRORによる細胞の所有と倫理への提起する作品シリーズ「Super Cells」の最終章も公開。柴田祐輔+Token Art Centerは、雑草から昆虫、人工的につくられたバイオテクノロジー応用食品まで、この地ならではの料理やドリンクを提供する「続・代替屋」をひらく。

2月末からはMVMNT、市原えつこによる展覧会が続き、39日間に5つの展覧会と32回のイベントを展開予定。アートとテクノロジーによる創造性を楽しめるまたとない機会となりそうだ。

※掲載情報は2月13日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
2024年度アーティスト・フェロー成果発表
会期/2025年1月31日(金)~3月23日(日)
会場/シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]、葛西臨海公園、コスモプラネタリウム渋谷、Salon de Zuppaほか
URL/ccbt.rekibun.or.jp/core-programs/art-incubation/2024events
Text:Akane Naniwa