沖縄・北部で楽しむ自然とアートの融合「やんばるアートフェスティバル2024-2025」開幕 | Numero TOKYO
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沖縄・北部で楽しむ自然とアートの融合「やんばるアートフェスティバル2024-2025」開幕

世界自然遺産の沖縄本島北部(通称:やんばる)を会場とする地域芸術祭「やんばるアートフェスティバル」が本年度も開催。浅田政志、Chim↑Pom from Smappa!Groupをはじめ、海外からは黄海欣、Henning Wagenbrethらがラインナップ。会期は、2025年1月18日(土)〜2月24日(月・祝)まで。

これまで7回行われた本フェスティバルは、大宜味村を中心に、名護市、本部町、国頭村、東村、今帰仁村などでアート作品の展示やイベントを実施。国内外からのべ35万人ほどが訪れ、アートを通じて、やんばるの魅力を世界へと発信し続けている。また、このエリアは、2021年に奄美大島、徳之島、沖縄県北部および西表島がユネスコの世界自然遺産に登録されたことで、ますます注目を集めている。

本年度のテーマは“山原本然(やんばる ほんぜん)”。「然」とは、「そのとおり、そのまま、そうあること」を示し、「本然」は、「本来あるべき元々の姿」を意味する。「どんな物事も変わっていくことは必然であり、これからどんな時代が訪れたとしてもやんばるが、やんばるのままであり続ける限り、きっと大丈夫」という思いが込められている。

現代アートが一同に会すエキシビション部門では、国際的に活躍する日本、海外の芸術家に加えて、沖縄県内のアーティストら全31組が参加。日本、中国のアートフェアでディレクターを務めた金島隆弘を同部門ディレクターに迎え、参加アーティストが、沖縄・やんばるならではのサイトスペシフィックな作品を制作する。

また、伝統工芸から現代の作家まで、県内のさまざまなクラフトを展示販売するクラフト部門では、やんばるアートフェス独自のセレクションによる沖縄の工芸品を展示販売。若手から実力派の職人まで、陶器、ガラス、織物、染物、木器など、沖縄の風土を感じさせる逸品が並ぶ。

注目が高まるやんばるの自然、暮らし、文化が持つありのままの美しさと、奥深い創造の世界を、この機会にぜひ堪能してみたい。

※掲載情報は1月27日時点のものです。
最新情報は公式サイトをご確認ください。

「やんばるアートフェスティバル 2024-2025」
会期/2025年1月18日(土)~ 2月24日(月・祝)
会場/沖縄県本島北部地域
開館時間/メイン会場の大宜味村立旧塩屋小学校は11:00〜17:00 
休館日/火、水
料金/一般 ¥500、沖縄県民 ¥300、高校生以下無料
URL/https://yambaru-artfes.jp/

Text : Akiko Kinoshita

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