PARCO 2025年Springシーズン広告が公開!中国出身のクリエイティブディレクター、レスリー・チャンを日本初起用
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PARCO 2025年Springシーズン広告が公開!「Louis Vuitton」や「Prada」のキャンペーンなどを手掛けるレスリー・チャンを日本初起用PROMOTION

パルコ(PARCO)は、2025年Springシーズン広告として、中国出身のクリエイティブディレクター、レスリー・チャンが手掛けたイメージビジュアル及びムービーを公開した。

古くは、石岡瑛子や井上嗣也、90年代に入るとタイクーングラフィクスや信藤三雄といった日本を代表するアートディレクターが名を連ね、近年はフランスのクリエイティブユニットのエムエムパリス(2019年)やコンセプチュアルアーティストのマックス・ジーデントップ(2024年)など、海外のクリエイターを積極的に起用し、話題を呼んだパルコのシーズナルキャンペーン。2025年SSシーズンは、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、プラダ(PRADA)、メゾン・マルジェラ(Maison Margiela)、バイレード(Byredo)等、世界各国の名だたるトップブランドのキャンペーンを手掛ける写真家、レスリー・チャンがクリエイティブディレクターを担当。

中国出身のレスリー・チャンは、「Forbes 30 Under 30」(『フォーブス』が選ぶ世界を変える30歳未満の30人)や、2018年British Fashion Awards「New Wave: Creatives」(ファッション業界で最も注目すべきクリエイター100人)に選出されるなど、中国で最も多彩なクリエイターであり、本キャンペーンは彼にとって初めての日本企業とのクリエイティブセッションとなる。

今回のキャンペーン広告は、伝統と新しいものが混じり合う1990年代の上海を舞台にした物語で、SPRING・SUMMERという2つのシーズンを通して描かれる。似た者同士の男女二人が、手紙のやり取りを通じて出会うイノセントなストーリーは、目まぐるしく情報が錯綜する現代において、忘れてしまったり見落としてしまっている、日常の中にある美しいもの、幸せなもの、嬉しいことを改めて見出す大切さや、さりげない日常への祝福を表現。90年代の上海を舞台にした作品といえば、ウォン・カーファイ監督の中国ドラマ『繁花』の大ヒットも記憶に新しいが、1992年生まれのレスリー・チャンが作り出すしっとりとした美しい映像美は、そうした偉大なる先達の世界観にも通づるものがある。

なお、レスリー・チャンは、本作品に寄せたメッセージとして「この作品を通して、誰もが抱いていたであろう繊細な気持ちや想いを、中国で生まれ育った私と同世代の人たちだけではなく、世界中の人々に思い起こしてもらいたいと思っています。」と語っている。

パルコが贈る2025年SSシーズン広告のムービーのプロローグ編『春叙』は、特設サイトおよびYoutubeチャンネルで公開中。なお、エンディングを描いたSUMMERムービーは、4月中旬に公開予定となっている。

PARCO 2025 シーズン広告 特設サイト
URL/https://parco.jp/style/

Text: Tetsuya Sato

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2025.1.28 発売

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