京都で行われる現代美術のアートフェア「ACK」がまもなく開幕 | Numero TOKYO
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京都で行われる現代美術のアートフェア「ACK」がまもなく開幕

photo by Moriya Yuki
photo by Moriya Yuki

京都を舞台に「コラボレーション」をコンセプトにした現代美術の国際的アートフェア「Art Collaboration Kyoto(ACK)」が2024年11月1日(金)から3日間開催だ。

世界屈指の老舗ギャラリーから新進気鋭のギャラリーまで、世界トップクラスの69ギャラリーが出展する「ギャラリーコラボレーション」や、特徴ある形式でおこなうブース展示「キョウトミーティング」など、独自の展開で知られるACK。今年も秋の京都を舞台に開催されることとなった。

4回目を迎える2024年も会場デザインは建築家の周防貴之が手がけるが、格子状の基本構造で統一しながらも、出展ギャラリーごとにカスタマイズできる可変性を備えたものとなった。今年は国内36、海外33、うち初出展33のギャラリーが集うという。

photo by Moriya Yuki
photo by Moriya Yuki

また、ACKが主催する「ACK Curates 」では、「Resilience~わたしたちがつなぐものたち」をテーマに企画展や、アーティストやキュレーターのほかさまざまなジャンルから著名人が多数参加するトークイベント、アーティストによるワークショップや子どもも鑑賞できるガイドツアーなど、多数のプログラムも開催される。

[参考図版] 2023年 トークイベント開催風景
[参考図版] 2023年 トークイベント開催風景

「パブリックプログラム」では、ゲストキュレーターにArts Collectiveのアンドレ・チャン、チョン・チンインを迎え、今年のACKのプログラムテーマに応対するキュレトリアルテーマとして「地図が語らないこと」を提示し、セレクトした作品で構成。Chim↑Pom from Smappa!Groupや、ナイザ・カーン、マリア・ネポムセノ、アンリ・サラ、トマス・サラセーノ、ウォン・ピン、らの作品を観ることができる。

Maria Nepomuceno, Untitled, 2024 ©Maria Nepomuceno Courtesy of nca | nichido contemporary art
Maria Nepomuceno, Untitled, 2024 ©Maria Nepomuceno Courtesy of nca | nichido contemporary art

なお、連携した特別展示として、京都市京セラ美術館やARTRO(京都市中京区)、曼殊院(京都市左京区)など市内各地でも展覧会も行われる。同時期開催中の渉成園を舞台に開催するアートフェア「artKYOTO 2024」(2024年10月31日(木)、11月2日(土)・11月3日(日))とともに、秋の京都でアート巡りをぜひ。

※掲載情報は10月29日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「Art Collaboration Kyoto 2024」
日時/一般公開 2024年11月1日(金)〜11月3日(日)
時間/12:00〜19:00(最終日のみ11:00〜17:00、入場は閉場の1時間前まで)
会場/国立京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)ほか
料金/一般3,000円、大学生・高校生1,500円
URL/a-c-k.jp

Text:Akane Naniwa

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