マーゴット・ロビーが出演! 「シャネル N°5」新キャンペーンフィルムが公開
シャネル(Chanel)は、マーゴット・ロビーが出演する「シャネル N°5」の新広告キャンペーンフィルム『See You At 5』を公開した。手がけたのは、映画『君の名前で僕を呼んで』で脚光を浴びたルカ・グァダニーノ監督だ。
ガブリエル・シャネルが追求し続けた女性の姿を描く『See You At 5』は、シャネル N°5のフィルムでは異例の2分20秒という長さ。「5時にあなたに会いにいく」という簡潔なメッセージではじまる映像は、マーゴット・ロビー演じる魅力的で自由な女性と、ジェイコブ・エロルディ演じる謎に満ちた魅惑的な男性が、互いに相手の元へと向かい、すれ違ってしまうというストーリー。
しかし主人公の女性は行き違いにより叶わなかった願いを後悔、落胆することはなく、むしろ大切な瞬間として自分らしく過ごし、のびやかに自由を享受する。
官能的な魅力を放つ映画作品の名匠でもあるグァダニーノ監督は、今回の映像を35mmフィルムで撮影。肌の質感や初めての出会いに向けた感情の高まり、ひとりの女性と彼女の欲求の間の“震え”をよりくっきりと映し出している。
『See You At 5』が描くのは、女性の多様な側面、欲望、期待感、すれ違い、芯のある女性の強さとアリュール(魅力)。行く先が明るくとも暗くとも、人生の無限の可能性に対して常に柔軟である女性だ。シャネルが追求するその女性像は、人気俳優であり、先見性をもつプロデューサーとして自分の手で環境を作り上げ、パワフルな女性が推進力となるストーリーを語ることに情熱を注ぐマーゴット・ロビー自身の姿とも重なる。
マーゴット・ロビーのインタビューから一部をお届け。
──『See You At 5』であなたが演じる役柄について教えてください。シャネル N°5との共通点は?
「私が演じる女性は内に秘めたものがあり、演じるのがとても楽しかったです。それでいてパワフルで芯があり、冷静で自立している。まさにシャネル N°5らしい女性像ですね。実にフェミニンでありながら、明確な望みを抱いている。そこが今作のすばらしい点です。彼女には望みがあり、それに従って行動しているんです」
──シャネル N°5をまとうとき、何を感じますか?
「シャネル N°5は唯一無二で、エレガントで、パワフルで、本質的な女性らしさが宿る香りだと思います。なのでそれらすべてを感じますね。でも、その香りを説明するのは難しい。とても豊かで抽象的で、何かひとつの言葉で言い表せるものではありません。神秘的でとらえどころのない感覚をもたらすように思います。枠組みにはめるというより、多様なニュアンスをそのまま提示するようにフェミニニティを表現しているところが好きです。まとうひとによって香り方も変わるので、自分の香りにすることができる。それもすてきだと思います」
──シャネル N°5には、どんな女性の姿をイメージしますか?
「シャネル N°5をまとう女性は静かな自信に満ち、自分らしいアリュール(魅力)、気品をそなえています。自分の運命は自分で決めるし、自立していて、自分が何を望むのか明確に自覚している。私は何かを「望む」女性が好きです。女性の欲望というものは、どういうわけかこれまで蓋をされがちだったように思います。望み、欲望をもつことを肯定する、それはまさに〈自由〉です。それを表現できるのがこの香りではないでしょうか。「私が求めるものは私のなかにある」。この香りは、 自分の望みを見つける手助けをしてくれるだけではなく、自分の望みをより高めてくれるところがすてきです」
──『See You At 5』でジェイコブ・エロルディと共演していかがでしたか?
「シャネルから、今回はジェイコブ・エロルディも参加すると聞いたときは”ウソ、それって最高!”と思いましたし、実際とても楽しかったです。ジェイコブも私も同じオーストラリアのクイーンズランド州出身で、車で1時間くらいのところに住んでいます。また、私がプロデューサーを務めた映画『Saltburn』に彼が出演しており、一緒に仕事もしているんです、 でも共演は初めて。とても楽しかったし、彼が出演してくれてうれしかったですね」
マーゴット・ロビーが着用する赤いスカートスーツは、1986年にリドリー・スコット監督が撮影したシャネル N°5のキャンペーン フィルム『Monuments』で、キャロル・ブーケが身にまとったスーツをオマージュ。
1921年の誕生から100年を超え、今なお世界中で愛され続けるアイコニックな香り「シャネル N°5」。さまざまなミューズが彩ってきたその伝説は、途絶えることがない。
Chanel
シャネル カスタマーケア
TEL/0120-525-519
URL/http://www.chanel.com
Text: Natsumi Matsuoka