岡山県北エリア一帯で新たな国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」開幕 | Numero TOKYO
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岡山県北エリア一帯で新たな国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」開幕

「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」(TOKYO NODE、2023-2024)での展示風景
「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」(TOKYO NODE、2023-2024)での展示風景

岡山県北部、自然環境豊かな地域一体にて新たな国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」がスタートした。レアンドロ・エルリッヒ、アンリ・サラ、坂本龍一+高谷史郎、蜷川実花 with EiM、森山未來など、多様なアーティストが集う。

古代より大和と出雲を結ぶ出雲街道が東西に延び、近世には城下町・宿場町として栄えてきた岡山県北部一帯。さまざまな伝統建築や工芸、芸能などのレガシーが残されているほか、自然豊かな大地には木材や果物などの恵み、またそれらをサスティナブルにするため、木質バイオマス発電など森林資源を生かしたさまざまな取り組みが行われている。

立石従寛『Abiotope』2019 © JukanTateisi
立石従寛『Abiotope』2019 © JukanTateisi

「森の芸術祭 晴れの国・岡山」という名称は、温暖な気候、豊かな水や資源、食など人々が生きる上で大切な要素を満たす地域であること、また自然の恵みや文化、人々が集まる場所としての多様性と豊かさを象徴する「森」から、名付けられたという。

12市町村を舞台に開催される本芸術祭。作品と建物が半永久的に一体化した世界で初めての体感型美術館・奈義町現代美術館を有する奈義/奈義町現代美術館周辺エリアでは、レアンドロ・エルリッヒや坂本龍一+高谷史郎が作品を発表。

レアンドロ・エルリッヒ
レアンドロ・エルリッヒ

坂本龍一+高谷史郎『TIME-déluge』2023 「坂本龍一|一音一時」(木木美術館[成都、中国]、2023-2024)での展示風景
坂本龍一+高谷史郎『TIME-déluge』2023 「坂本龍一|一音一時」(木木美術館[成都、中国]、2023-2024)での展示風景

また、満奇洞・井倉洞といった自然の造形美が広がる新見エリアでは、蜷川実花 with EiMやアンリ・サラの作品を楽しめる。各会場の豊かな自然、また地域に根付く文化と作品の共演、また現代美術作家のみならず、ダンサー、シェフ、華道家、デザイナー、染色家など多彩なジャンルのアーティストとのコラボレーションに注目だ。

会場:満奇洞 ©岡山県観光連盟
会場:満奇洞 ©岡山県観光連盟

会場:GREENable HIRUZEN ©真庭観光局
会場:GREENable HIRUZEN ©真庭観光局

「森の芸術祭 晴れの国・岡山」
日時/2024年9月28日(土)〜11月24日(日)
会場/岡山県内の12市町村(津山市、高梁市、新見市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町、西粟倉村、久米南町、美咲町)※作品展示エリアは6エリア
料金/【鑑賞パスポート】3,000円、大学生・専門学生2,000円、【単独鑑賞券】一般・大学生・専門学生 | 700円
URL/forestartfest-okayama.jp/

Text:Akane Naniwa

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