ナン・ゴールディンが撮り下ろすデボラ・ハリー。「Gucci」とロンドンとの繋がりを描く
グッチ(Gucci)が、クリエイティブ・ディレクターを務めるサバト・デ・サルノによる最新広告キャンペーン 「We Will Always Have London」を公開した。ブロンディのボーカル、デボラ・ハリーとチェリストでシンガーのケルシー・ルーを起用し、ナン・ゴールディンが撮影を手がけた。
2025年クルーズ コレクション発表の舞台となったロンドン。ブランド創設者であるグッチオ・グッチが、ザ・サヴォイでポーターとして従事し、のちにその経験が1921年に自身の名を冠したレザーグッズ ブランドの創設へと結びついたゆかりの地である。そんなグッチのクリエイティビティの原動力の一つとしてあり続けるロンドンとの永遠の繋がりを本キャンペーンでは讃えている。
フォトグラファーであり映画監督であるナン・ゴールディンは、彼女独自のドキュメンタリースタイルのアプローチを取り入れ、被写体の本質をありのままに捉えるゴールディンの手腕により、サバト・デ・サルノのビジョンの核心にある自由奔放なエネルギーを表現している。
その反骨精神、先駆的なスタイル、不朽の音楽的影響力で、あらゆる世代にインスピレーションを与え続けているカルチャーアイコンであるデボラ・ハリー。一方、ケルシー・ルーはチェリストであり作曲家、そして現代において最も高く評価されるパフォーミング アーティストの一人である。
異なる世代でありながら、クリエイティブなスピリットを共有する二人は、過去と未来の融合というグッチが繰り返し探求しているテーマの象徴であり、2025年クルーズ コレクションで再解釈されたタイムレスなシグネチャーバッグ「グッチ ブロンディ」のスピリットを体現している。なお、二人は2025年春夏コレクションのショーにも出席している。
「グッチ ブロンディ」は、乗馬のサドルの製法にインスピレーションを得たステッチやレザーで覆われたエンブレムなど、グッチの卓越したクラフツマンシップが詰め込まれた新作バッグ。取り外し可能なショルダーストラップ付きで、クロスボディバッグやショルダーバッグ、またトップハンドルバッグとして何通りものスタイリングが楽しめる。
Text: Yukiko Shinto