長野県にて「北アルプス国際芸術祭2024」が開幕 | Numero TOKYO
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長野県にて「北アルプス国際芸術祭2024」が開幕

 アレクサンドラ・コヴァレヴァ&佐藤敬/KASA[ロシア・日本]『水の記憶』作品イメージ
アレクサンドラ・コヴァレヴァ&佐藤敬/KASA[ロシア・日本]『水の記憶』作品イメージ

北アルプスの麓、長野県大町市を舞台に開催される「北アルプス国際芸術祭2024」。第三回目が9月13日(金)〜11月4日(月・祝)のおよそ3カ月にわたって開催中だ。

総合ディレクターに数々の芸術祭を手がける北川フラム、ビジュアルディレクターにミナ ペルホネン(mina perhonen)の皆川明が参加する「北アルプス国際芸術祭」。第三回目となる今回は、自然豊かな北アルプスエリアから着想された「水・木・土・空」をテーマに、地域の特徴的な場所と11の国と地域からの37組の作家による、サイトスペシフィックなアート作品が公開中だ。

Photo by Hirabayashi Takeshi
Photo by Hirabayashi Takeshi

参加作家として、かぎ針編によるカラフルな生き物の世界をつくりだすムルヤナ(インドネシア)、場所の歴史や物語などを起点としたインスタレーション作品をつくるソ・ミンジョン(韓国)、地元の土・竹を素材に、トンネルという場所の特性を活かしたインスタレーションを発表するルデル・モー(南アフリカ)、大町の民話を基にした物語を影絵で表現するエカテリーナ・ムロムツェワ(ロシア、アメリカ在住)や、大町の水資源をテーマに、写真と映像作品を展示する写真家の鈴木理策など、国内外から多様なアーティストが集う。

ムルヤナ[インドネシア]『居酒屋MOGUS』 作品イメージ
ムルヤナ[インドネシア]『居酒屋MOGUS』 作品イメージ

千田泰広[日本]『アフタリアル2』作品イメージ
千田泰広[日本]『アフタリアル2』作品イメージ

ケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレット[カナダ]『ささやきは嵐の目の中に』作品イメージ
ケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレット[カナダ]『ささやきは嵐の目の中に』作品イメージ

アートや食を通して信濃大町の歴史や文化、自然に触れられる「北アルプス国際芸術祭」。この秋、ぜひ足を運んでみては。

※掲載情報は9月17日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「北アルプス国際芸術祭2024」
会期/2024年9月13日(金)〜11月4日(月・祝)
会場/長野県大町市
休日/水曜
料金/一般3,000円、16〜18歳1,500円、15歳以下無料、アートサイト個別鑑賞券300円
URL/shinano-omachi.jp/

Text:Akane Naniwa

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