ケイト・モス、批判の的にされていた過去を明かす
ケイト・モスが不健康なボディイメージを美化しているとひどく非難された過去を明かしている。スーパーモデルのケイトは、1990年代半ばに「ウェイフ」スタイルで 1990年代半ばの「ヘロイン・シック」ファッションのトレンドとなったが、同時に批判の的にされていたと告白している。
ディズニープラスの新ドキュメンタリー『イン・ヴォーグ:ザ・ナインティーズ』で、ケイトはこう語った。「『うちの娘が拒食症なんです』って、親が寄ってくるの。ひどかったわ」「私がただ痩せていたからだと思う。もし私がもっと豊満だったら、こんなに大騒ぎにはならなかったでしょう。ただ私の体型が、以前のモデルたちとは違っていただけなのよ」
ヴォーグ誌での最も有名な撮影のひとつであるランジェリー姿のポーズはケイトがまだ10代の頃のもので、モデルとして一躍有名になったものの、写真家コリンヌ・デイが撮影した同写真は大きな反発を巻き起こした。
ヴォーグ誌のファッション・エディター、キャサリン・カステリーヌは、同撮影について「世間はまだ準備ができていませんでした。すぐに、写真は完全に中傷され、非難されました。おそらく私たちは、あのファッションが私たちの中ではごく普通のものであったことを過小評価していたのでしょう」と話し、同誌のアナ・ウィンター編集者は、「あのファッションは、とても栄養不足に見えるモデルで、人々を不快にさせた」「ヴォーグ誌の私たちの多くは、ヘロイン・シックや拒食症など、あのファッションから連想されるあらゆることを心配しました。話題が過熱して行ったのです。当時クリントン政権はこの問題を取り上げ、私はホワイトハウスに呼ばれました」と振り返った。
また同ドキュメンタリーの中でケイトは、1990年代にマーキー・マークことマーク・ウォールバーグと一緒にトップレスのポーズをとり物議を醸したカルバン・クラインの広告について、「かなり動揺した。私は18歳で、彼はスーパースターの大物ラッパーだったけど、私はまだクロイドンから来たただの女の子って感じだった。トップレスになれって言われたの。撮影現場には大勢の人がいて、男性もたくさんいた。弱さを感じたわ」と明かした。
Photo: Bangshowbiz