麻生台ヒルズにPace ギャラリーが登場!メイシャ‧モハメディ個展が開催 | Numero TOKYO
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麻生台ヒルズにPace ギャラリーが登場!メイシャ‧モハメディ個展が開催

Maysha Mohamedi with sketchbook and corresponding painting (Bait, 2023) at her Los Angeles studio. Photo by
Maysha Mohamedi with sketchbook and corresponding painting (Bait, 2023) at her Los Angeles studio. Photo by

東京・麻布台ヒルズに、世界各国に拠点を持つ国際的なアートギャラリー、Pace ギャラリーが誕生。オープンを記念し、アメリカ人アーティスト、メイシャ‧モハメディの新作絵画展が開催となった。

1960年に設立以後、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、ジュネーブ、ソウル、香港にスペースを構えるPace ギャラリー。世界で8つめとなるスペースが、麻生台ヒルズに誕生した。
Pace 東京は、イギリスの建築家、トーマス・ヘザウィックが設計したビルの3フロアを有し、建築家・藤本壮介が内装を手がけたことにも注目が集まっている。本誌でもインタビューしたのでぜひ一読を。

(参考)Pace ギャラリーが東京にオープン。藤本壮介に聞いた、アートを彩る空間デザイン

新スペースのグランドオープンを記念し、メイシャ・モハメディの個展が開催。カリフォルニア州サンルイスオビスポで育ったモハメディは、独学で絵画を学び、画家として出発する前は神経科学者としての訓練を受けていたという。現在はロサンゼルスを拠点に制作活動を続け、普遍的な思想や、経験についての自身の考えが反映された空気感のある抽象画で知られている。

Portrait of Maysha Mohamedi Photo by Steven Taylor, courtesy the artist
Portrait of Maysha Mohamedi Photo by Steven Taylor, courtesy the artist

本展は、モハメディにとって日本およびアジアで初となる個展だ。2023年から2024年に制作された未発表の絵画が紹介される。これらは約20年前のモハメディの日記に触発されたもので、その頃、日本で科学者として3ヶ月日本に住んでいたという。当時の日記に記された人々や訪問場所の名前から着想を得ており、一連の絵画制作において自身が20代だった頃の精神空間に立ち戻り、活性化することで、海外での自己形成期と現在の生活における偶然や幸運な巡り合わせを織り交ぜているそうだ。日常生活や、人間関係から生まれる物語や画面を抽象化し、つなぎ合わせるというモハメディの特徴的な手法も見てとれるはずだ。

Maysha Mohamedi'ssketchbook in her Los Angeles studio. Photo by Jeff McLane, courtesythe artist and Pace Gallery
Maysha Mohamedi

新たなスペースの動向と合わせ、要チェックを。会期は10月16日(土)まで。

※掲載情報は9月6日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

Maysha Mohamedi「yesterday I was a tiny tube of toothpaste」
日時/2024年9月7日(土)〜10月16日(土)
会場/Pace ギャラリー
住所/東京都港区虎ノ門 5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A1階
時間/11:00〜20:00
休廊/月曜
URL/www.pacegallery.com/galleries/tokyo/

Text:Akane Naniwa

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