写真家・十文字美信の大型インスタレーションが公開
日本の伝統文化から独自の視点で美をとらえた作品や、資生堂広告の写真などでも知られる十文字美信の個展「空想の宙(そら) 『静寂を叩く』 大乗寺十三室|十文字美信」が、東京・銀座の資生堂ギャラリーにて開催される。
古くからの日本の伝統文化に向き合い、そこに底流する普遍的な価値をとらえようと試みてきた写真家・十文字美信。写真を通じて自身の経験や記憶を掘り下げ、独自の思考をめぐらせながら、時を超える日本の美を表現し続けている。
本展では、十文字が撮り下ろした大乗寺客殿(兵庫県美方郡香美町)の写真を、その特徴ある客殿空間を再構成した大型インスタレーションにより展開。大乗寺は円山応挙とその一門が描いたとされる襖絵で知られており、十文字の独自のまなざしが生みだす新たな空間は、かつて応挙らがつくり上げた仏教的世界観を包み込みながらも、驚きに満ちた体験をもたらすだろう。
また本展に合わせ、「SHISEIDO」の最高峰ライン「フューチャーソリューションLX」と十文字がコラボレーション。撮り下ろされた新ビジュアルは、今秋「SHISEIDO」の公式SNSより発信予定だという。こちらもぜひ注目を。
※掲載情報は8月26日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
「空想の宙(そら) 『静寂を叩く』 大乗寺十三室|十文字美信」
日時/2024年8月27日(火)〜10月20日(日)
会場/資生堂ギャラリー
住所/東京都中央区銀座 8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下 1階
時間/平日11:00~19:00、日・祝11:00~18:00
休館/月曜
URL/gallery.shiseido.com/jp/?rt_pr=trq64
Text:Akane Naniwa