ミロコマチコら5名の作家による「大地に耳をすます 気配と手ざわり」展 @東京都美術館
自然に深く根差した活動を続ける現代アーティスト5名の「大地に耳をすます 気配と手ざわり」展が開催されている。東京・上野の東京都美術館にて、2024年7月20日(土)〜10月9日(水)まで。
自然と共生しながら制作を続ける現代アーティストらの作品を通じて、自然と人との関係性を見つめ直す本展「大地に耳をすます 気配と手ざわり」。野生動物や山の人々の生活、季節によって移りゆく景色や生命の輝き、自然の驚異を捉えた作品群は、都市に生きる者が忘れがちな自然への畏怖と敬意を呼び覚ます。
出品作家は、ミロコマチコ、ふるさかはるか、倉科光子、榎本裕一、川村喜一ら5名。
ミロコマチコは鹿児島・奄美大島の生命力あふれる自然をテーマにした大規模なインスタレーションを展開。ふるさかはるかは青森の木立を思わせる木版画、倉科光子は東日本大震災後の植生の変化を捉えた作品を展示する。また、川村喜一は北海道・知床の日常を都会からの移住者の視点で描写し、榎本裕一は展示会場に極寒の根室の息吹を伝える。
会期中はアーティストらも参加する関連イベントも充実。長い年月をかけて育まれてきた共生の術や風土に触れることによって“生きる感覚”を呼び覚ます本展。ぜひお見逃しなく。
※掲載情報は8月11日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
大地に耳をすます 気配と手ざわり
会期/2024年7月20日(土)〜10月9日(水)
会場/東京都美術館 ギャラリーA・B・C
住所/東京都台東区上野公園8-36
料金/一般 1100円、大学生・専門学校生 700円、65歳以上 800円、高校生以下 無料
時間/9:30〜17:30(金曜日は9:30〜20:00、入室は閉室の30分前まで)
休室/月曜日、9月17日(火)、9月24日(火)
※8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・休)は開室
URL/www.tobikan.jp/daichinimimi
Text:Manami Abe