6年ぶりの再演はトリプルキャストに。ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』
半世紀に渡って数々の名作を生み出してきたアンドリュー・ロイド=ウェバー。
彼の代表的ミュージカルのひとつ『オペラ座の怪人』から10年後の物語を描いた作品が『ラブ・ネバー・ダイ』だ。『オペラ座の怪人』と同じく、アンドリュー・ロイド=ウェバーの作曲で、美しい音楽が全編に繰り広げられる。
『オペラ座の怪人』は文字通りパリ・オペラ座を舞台にした、怪人とクリスティーヌ、ラウルの愛の物語だが、今回は、怪人がパリから逃れたニューヨークが舞台となる。
ファントムを演じるのは、2019年版に出演した市村正親、石丸幹二に加え、今回から初参加となる橋本さとしのトリプルキャスト。市村は、1988年の『オペラ座の怪人』日本初演からファントムを演じ、『ラブ・ネバー・ダイ』でも2014年から出演している。いわば日本におけるファントムの象徴的な存在とも言えるだろう。
2019年からの続投となる石丸は、アンドリュー・ロイド=ウェバーの音楽の美しさを存分に味わわせてくれる「音楽の天使」として、ファントム像を体現する。今回初参加となる橋本さとしは、骨太な演技と歌唱が魅力。新たなファントムに期待が高まる。
クリスティーヌもトリプルキャストが組まれている。2014年版にミュージカル初出演で参加した平原綾香、初演時のメグ・ジリーから待望のクリスティーヌ役挑戦となる笹本玲奈、ミュージカル作品で数々の大役にキャスティングされている真彩希帆の3人がそれぞれ異なった歌姫を見せてくれる。
劇場が日生劇場というのも往年の『オペラ座の怪人』ファンにとっては嬉しいところだ。また、美術・衣裳デザインはチェコ出身のデザイナー ガブリエラ・ティルゾーヴァが担当。オーストラリアを拠点として世界的な活躍を見せる彼女が手掛ける、華やかで妖しいデザインの数々にも期待したい。
舞台ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』
公演日程/2025年1月17日(金)~2月24日(月・祝)
会場/日生劇場
出演(各役交互出演)/
ファントム:市村正親 石丸幹二 橋本さとし
クリスティーヌ:平原綾香 笹本玲奈 真彩希帆
ラウル・シャニュイ子爵:田代万里生 加藤和樹
メグ・ジリー:星風まどか 小南満佑子
マダム・ジリー:香寿たつき 春野寿美礼 他
チケット料金(全席指定・税込)/
S席平日16,000円 初日・土日祝16,500円
A席平日11,000円 初日・土日祝11,500円
U-25 平日・土日祝共通7,500円(当日引換券)
Yシート2,000円(20歳以下対象チケット 当日引換券)※ホリプロステージのみ取扱い
<チケット発売日>
S席・A席抽選先行/8月11日(日・祝)12:00~8月18日(日)23:59(ホリプロステージ、TBSチケットのみ)
S席・A席先着先行/9月7日(土)9:00~9月23日(月・祝)23:59(ホリプロステージ、TBSチケット、読売新聞オンラインチケットストア)
一般発売/9月25日(水)11:00~
Yシート/9月30日(月)17:00~10月6日(日)23:59(ホリプロステージ)
チケット/ホリプロステージ TBSチケット 読売新聞オンラインチケットストア
HP/https://www.lnd2025.com/
X/https://x.com/LND_2025
主催/TBS ホリプロ 読売新聞社
企画制作/ホリプロ
Text: Reiko Nakamura