この夏、蜷川実花with EiMらのアートが葛西臨海水族園・公園にひろがる | Numero TOKYO
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この夏、蜷川実花with EiMらのアートが葛西臨海水族園・公園にひろがる

長きにわたり、海と深いつながりを持ってきた葛西臨海水族園、葛西臨海公園。東京都は、都立公園全体の機能や価値を向上させることを目的とした取り組みの一つとして、広大な敷地の魅力を全身で感じるアートインスタレーション「海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―」を開催する。

葛西臨海水族園では、「海とつながる」をテーマに水族園を象徴するガラスドームをミストが包み込み、海とつながる世界を生み出す演出を行うという。なお、夏の特別イベントとして「Night of Wonder 〜夜の不思議の水族園〜」も実施。8月11日(日)から14日(水)は開園時間を3時間延長し、開園中に水槽の照明を消して魚たちと一緒に夜を迎える特別イベントが行われる。海とドームの境界が曖昧になり、海と一体化する中、霧がかる幻想的でまばゆい海の中へ誘う。

また葛西臨海公園では、昨年から開催されている四季と花を楽しむイベント「花と光のムーブメント」に、今年は4つのアート作品が追加。東京湾を見渡せる展望レストハウスであるクリスタルビューには、弘前れんが倉庫美術館(青森)で展覧会を開催中の蜷川実花 with EiMによるアートが、40000本の向日葵が咲くひまわり畑には、落合陽一河瀨直美、平子雄一によるアートが登場する。それぞれのアーティストが、葛西臨海公園の海、花、緑、光、建物など、公園のさまざまな要素との関係を受けて制作したアートインスタレーションにぜひ注目を。

(参考)蜷川実花の新作も公開。「蜷川実花展 with EiM: 儚くも煌めく境界」@弘前れんが倉庫美術館

時間や天候で変化する空間の中に存在するアートが、海と自然、そして人と自然のつながりを再認識するきっかけとなり、葛西臨海エリアの新しい魅力を感じさせるはずだ。会期は8月2日(金)〜18日(日)のおよそ2週間。ぜひお見逃しなく。

※掲載情報は8月2日時点のものです
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―」
会期/2024年8月2日(金)〜18日(日)
会場/葛西臨海水族園・葛西臨海公園
開館時間/葛西臨海水族園 9:30〜17:00(最終入園 16:00)
葛西臨海公園 9:00〜20:30
入場料/入場無料・予約不要 ※葛西臨海水族園のみ入園料が必要。
URL/www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/special/2024art-kasai/index.html

Text:Akane Naniwa

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