画家・山口幸士と音楽家・江﨑文武の展覧会「Reflection / Reverb」 | Numero TOKYO
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画家・山口幸士と音楽家・江﨑文武の展覧会「Reflection / Reverb」

MAHO KUBOTA GALLERY(東京・神宮前)にて、山口幸士+江﨑文武「Reflection / Reverb」展が開催。ゲストキュレーターにSMLの山本憲資を迎え、画家の山口幸士と、音楽家の江﨑文武のコラボレーションが実現した。

山口幸士は、街を遊び場とするスケートボードの柔軟な視点に強く影響を受け、日常の風景や身近にあるオブジェクトをモチーフにペインティング、ドローイング、コラージュなどさまざまな手法を用いて独特な視点に転換するアーティスト。『Numero TOKYO』も注目の作家のひとりだ。

山口幸士『Untitled』 2024年 Oil on linen 100 x 100 cm
山口幸士『Untitled』 2024年 Oil on linen 100 x 100 cm

(参考)ストリート経由のアーティストたち 【1】山口幸士

音楽家の江﨑文武はKing Gnu, Vaundy、米津玄師等、数多くのアーティスト作品にレコーディング、プロデュースで参加しながら、さまざまなドラマや映画の劇伴音楽を手がけるほか、音楽レーベルの主宰、芸術教育への参加など、領域を自由に横断しながら活動を続ける。

本展は、昨年Sumallyの社長を退き新たにSML株式会社を設立、アートをはじめとしさまざまな分野で新展開を繰り広げる山本憲資がゲストキュレーターとして企画した。山本は、本誌にて「ニュースから知る、世界の仕組み」を連載中のためこちらもぜひチェックを。

(参考)ニュースから知る、世界の仕組み

山口の景色を、光を捉えたペインティング1枚ごとに、江﨑がその風景からインスピレーションを受けて、楽曲を制作し絵画と音楽が一体と成ったインスタレーションが実現。会場ではキャンバスと譜面を並べて展示し、自動演奏のピアノがその空間で曲々を奏でるという。

山口幸士『Untitled』 2024年 Oil on linen 100 x 100 cm
山口幸士『Untitled』 2024年 Oil on linen 100 x 100 cm

上の山口幸士の作品から着想を得て江﨑文武が制作した楽曲の自筆譜(曲の一部)
上の山口幸士の作品から着想を得て江﨑文武が制作した楽曲の自筆譜(曲の一部)

タイトルの「Reflection」は山口のペインティングを象徴するワードでもあり、その残響である「Reverb」は、江﨑の音楽だとも捉えられる。それぞれの作品が呼応し、響き合う様子をぜひ体験してみては。

※掲載情報は6月29日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

山口幸士+江﨑文武「Reflection / Reverb」
会期/2024年6月28日(金)〜7月27日(土)
会場/MAHO KUBOTA GALLERY
住所/東京都渋谷区神宮前2-4-7 1F
時間/12:00〜19:00
休館/日曜・月曜・祝日
URL/www.mahokubota.com/ja/exhibitions/4537/

Text:Akane Naniwa

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