天王洲に再集結するアートイベント「TENNOZ ART WEEK 2024」
国際アートフェア「Tokyo Gendai」と連携し、日本文化の多面性を紹介するアートイベント「TENNOZ ART WEEK 2024」が今年も開催。東京・天王洲の寺田倉庫を中心とした一帯を会場に、2024年6月27日(木)〜7月15日(月・祝)の期間中、多数のプログラムが展開される。
国内外のアートコレクターやアート関係者が神奈川・横浜の地に集う、国際アートフェア「Tokyo Gendai(東京現代)」。そのオフィシャルフェアパートナーである寺田倉庫が天王洲で展開するアートイベント「TENNOZ ART WEEK 2024」が、昨年に続いて今年も開催される。
今年は7月5日(金)〜7日(日)にかけて実施される「Tokyo Gendai」を目的に訪日するアートコレクターへのプログラム提供や、横浜と天王洲間における相互誘客連携を実施することによって、よりダイナミックに国内外のアートシーンを盛り上げ、国際的文化観光を促進させる試みだ。
「TENNOZ ART WEEK 2024」の見どころの一つは、現代アーティスト・束芋ら計4名による新作映像インスタレーション『触れてなどいない』。水や生物など、会場の寺田倉庫の倉庫空間への持ち込みを禁じられた存在をアニメーションとして持ち込むことによって、幻想とナラティブを生み出そうとするもの。
また、WHAT MUSEUMでは、建築の骨組みなどの「構造デザイン」に焦点を当てた展覧会を開催。現存する世界最古の木造建築「法隆寺五重塔」から、現在開発中の月面構造物まで、100点以上におよぶ貴重な名建築の構造模型を公開する。
アートギャラリーカフェ「WHAT CAFE」では、気鋭アーティストを中心とした美術工芸展を実施。氏家昂大や古賀崇洋、酒井智也、中村弘峰らによる、合計約200作品との出合いを楽しむことができる。
ほかにも、画材の専門施設「PIGMENT TOKYO」における金泥と岩絵具を使ったワークショップの実施や、日本最大級のギャラリーコンプレックス「TERRADA ART COMPLEX」に入居するギャラリーが開館時間を特別延長するほか、日本各地の食事や名産品を運河沿いで展開するストリートマーケットも開催。
芸術文化の発信地として国際的アートシティを目指す天王洲から、日本の新たな魅力を発見する絶好の機会。「Tokyo Gendai」と併せてぜひご注目を!
※掲載情報は6月26日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
TENNOZ ART WEEK 2024
会期/2024年6月27日(木)~7月15日(月・祝)
会場/寺田倉庫 G3-6Fおよび周辺施設、天王洲アイル第三水辺広場
料金/プログラムによって異なる。一部無料あり
URL/taw.warehouseofart.org
※時間・休館日は展示によって異なるため、公式サイトをご確認のこと
Text : Manami Abe