台湾の要注目アーティスト、マンボウ・キーの日本初個展@H BEAUTY&YOUTH、parcel
![『Untitled』](https://numero.jp/wp-content/uploads/2024/06/08-Untitled.jpeg)
台湾のアート、ファションシーンで注目を集める気鋭の写真家、マンボウ・キーによる個展「父親的錄影帶|Father's Videotapes」が、東京・青山のH BEAUTY&YOUTHと東京・日本橋馬喰町のparcelで同時開催。
今回会場となるH BEAUTY&YOUTHとparcelは、昨年11月から協業でギャラリー・AMATEURを新たにオープンするなど、アートの発信に共に取り組んでいる。
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![『Father on his rose bed』 (2013年)](https://numero.jp/wp-content/uploads/2024/06/01-Father-on-his-rose-bed-2013.jpeg)
本作は、1994年のある運命的な日、マンボウが父親の禁断のコレクションである自撮りのセックス・テープを発見したことから始まる。不安と戸惑い、そして好奇心に占領された10代を経験し、自身のアイデンティティに対する探求が、やがて作品へと結実した。2019年には、『Father’s Video Tape』が台北美術賞でグランプリを受賞。その後、同シリーズの延長である『Father’s Video Tape_Avoid A Void』で21年に台新芸術賞を受賞した。
![『Father』 (2018年)](https://numero.jp/wp-content/uploads/2024/06/02-Father-2018.jpeg)
19年にアジアで初めて同性婚が合法化された台湾が生んだアーティストであるマンボウの作品は、台湾文化独特の鮮やかでポジティブな色彩にあふれ、どこか夢のような雰囲気を湛えている。この作品はマンボウの父親をフィーチャーしながら、自分自身のために制作した自画像であり、時間の変容を経た父と息子の私的な対話の記録である。
![『Marriage in furite shop』](https://numero.jp/wp-content/uploads/2024/06/07-Marriage-in-furite-shop.jpeg)
現代の台湾を生きるアーティストのマンボウ・キーによる、本邦初となるソロ・エキシビション。どうぞご注目を。
※掲載情報は6月13日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
Mambo Key 「父親的錄影帶|Father’s Videotapes」
会期/2024年6月7日(金)〜8月29日(木)
会場/H BEAUTY&YOUTH
住所/東京都港区南青山 3-14-17
料金/入場無料
URL/https://www.instagram.com/h_beautyandyouth/
会期/2024年6月7日(金)〜7月7日(日)
会場/parcel
住所/東京都中央区日本橋馬喰町 2 丁目 2-14 まるかビル2F
料金/入場無料
URL/https://parceltokyo.jp/exhibition/fathers-videotapes/
Text : Akiko Kinoshita