台湾の要注目アーティスト、マンボウ・キーの日本初個展@H BEAUTY&YOUTH、parcel | Numero TOKYO
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台湾の要注目アーティスト、マンボウ・キーの日本初個展@H BEAUTY&YOUTH、parcel

『Untitled』
『Untitled』

台湾のアート、ファションシーンで注目を集める気鋭の写真家、マンボウ・キーによる個展「父親的錄影帶|Father’s Videotapes」が、東京・青山のH BEAUTY&YOUTHと東京・日本橋馬喰町のparcelで同時開催。

今回会場となるH BEAUTY&YOUTHとparcelは、昨年11月から協業でギャラリー・AMATEURを新たにオープンするなど、アートの発信に共に取り組んでいる。

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『Father on his rose bed』 (2013年)
『Father on his rose bed』 (2013年)

本作は、1994年のある運命的な日、マンボウが父親の禁断のコレクションである自撮りのセックス・テープを発見したことから始まる。不安と戸惑い、そして好奇心に占領された10代を経験し、自身のアイデンティティに対する探求が、やがて作品へと結実した。2019年には、『Father’s Video Tape』が台北美術賞でグランプリを受賞。その後、同シリーズの延長である『Father’s Video Tape_Avoid A Void』で21年に台新芸術賞を受賞した。

『Father』 (2018年)
『Father』 (2018年)

19年にアジアで初めて同性婚が合法化された台湾が生んだアーティストであるマンボウの作品は、台湾文化独特の鮮やかでポジティブな色彩にあふれ、どこか夢のような雰囲気を湛えている。この作品はマンボウの父親をフィーチャーしながら、自分自身のために制作した自画像であり、時間の変容を経た父と息子の私的な対話の記録である。

『Marriage in furite shop』
『Marriage in furite shop』

現代の台湾を生きるアーティストのマンボウ・キーによる、本邦初となるソロ・エキシビション。どうぞご注目を。

※掲載情報は6月13日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

Mambo Key 「父親的錄影帶|Father’s Videotapes」
会期/2024年6月7日(金)〜8月29日(木)
会場/H BEAUTY&YOUTH
住所/東京都港区南青山 3-14-17
料金/入場無料
URL/https://www.instagram.com/h_beautyandyouth/

会期/2024年6月7日(金)〜7月7日(日)
会場/parcel
住所/東京都中央区日本橋馬喰町 2 丁目 2-14 まるかビル2F
料金/入場無料
URL/https://parceltokyo.jp/exhibition/fathers-videotapes/

Text : Akiko Kinoshita

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