パリ・東京・大阪、3都市の美術館からの組み合わせ「TRIO(トリオ)」展
現在、東京国立近代美術館で開催されている「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」。パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館と、3つの都市の美術館のコレクションから、共通点のある作品を組み合わせて展示、20世紀初頭から現代までのモダンアートの新たな見方を提案する展覧会となっている。2024年8月25日(日)まで。
3つの美術館のそれぞれのコレクションから、テーマに合わせて作品を展示する共同企画「TRIO(トリオ)」展。ピカソ、ローランサン、マティス、バスキア、モディリアーニ、草間彌生、藤田嗣治、佐伯祐三、萬鉄五郎、倉俣史朗など、20世紀から現代にかけて活躍する110名のアーティストの作品が、モチーフや色や形、作品が生まれた背景など、それぞれに共通する要素を出発点に、34のトリオとして組み合わされた。
会場は7つの章に分かれ、「空想の庭」「モデルたちのパワー」「色彩とリズム」「現実と非現実のあわい」「日常生活とアート」などのテーマごとに、3館からの作品を展示。時代や、美術史の中で分けられた流派を越え、東洋と西洋の境も越え、作品と向き合って生まれた自由な発想からの構成となっている。
これまでの展覧会では並ぶことのない作品同士の出合いや、テーマを知って比べることで見えてくる新たな視点。作品と向き合うことを自由に楽しんでほしい。きっと誰かに話したくなるような発見があるはず。
TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション
会期/2024年5月21日(火)〜8月25日(日)
会場/東京国立近代美術館
住所/東京都千代田区北の丸公園3−1
開館時間/10:00〜17:00
(金曜日と土曜日は20:00まで開館。入館は閉館の30分前まで)
休館日/月曜日 ※7月15日、8月12日は開館、翌火曜日休館
URL/art.nikkei.com/trio
※一部作品は展示替えがあります。
※9月14日(土)からは大阪中之島美術館で開催。
※詳細は上記公式HPをご確認ください。
Text:Hiromi Mikuni