ニコール・キッドマン、ドラマ撮影中に石を投げてドアを全壊する
ニコール・キッドマンは、ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』で感情を溜め込んだ挙句、窓から石を投げたという。
2017年から2019年にかけて2シーズンにわたって14エピソードが放送された米HBOの大人気テレビドラマで、引退した弁護士のセレステ・ライトを演じたニコールは、過酷な撮影現場でストレスに打ちのめされた瞬間があったことを認めた。
ジョディ・フォスター、ブリー・ラーソン、ナオミ・ワッツ、ジェニファー・アニストン、ソフィア・ベルガラ、アンナ・サワイらとのハリウッド・リポーターでの座談会で、ニコールはこう振り返っている。「(ドアに)鍵がかかっていて入れなかったから、石を投げたの。人生でそんなことしたことなかったわ。明らかに溜め込んでいた。全部壊してしまったの。大金を支払うことになったわ」
第3シーズンを示唆しているニコールは、共演者のアレクサンダー・スカルスガルドと2021年12月に58歳で心臓発作のため死去したシーズン1の監督ジャン=マルク・バレに、自分がしたことを話した時についてこう語っている。「次の日、アレクサンダーとジャン=マルクに『窓から石を投げたの』って言ったら、彼らは『うわぁ』って感じだった。私は『腹が立ったのよ』と言ったわ。でも、ショーは続けなければならないのよ。だから、ひたすらやり続けるの。現場にいって、何度も何度もただひたすら演技した。多くの場合、1日12時間とか14時間労働の日々が6ヵ月間続くの。『自分を大切にしなければ 』などと思う時間が本当にないのよ」
しかしながらニコールは、自身のメンタルヘルスに悪影響を及ぼしたのは『ビッグ・リトル・ライズ』だけではなかったとして、「『エクスパッツ ~異国でのリアルな日常~』の後、自分の心理状況がおかしくなったからコメディをやったの。『これは不健康だ』って感じだったから。俳優として、この世に与えられた命の限りを生きられるように、自分の体を守ることについて話す必要があると思う。だって俳優は精神的にきつい仕事だから」