ゼンデイヤ主演映画『チャレンジャーズ』で話題! “テニスコア”がファッショントレンド
ゼンデイヤが主演する新作映画『チャレンジャーズ』が、「テニスコア」と呼ばれるファッショントレンドを巻き起こしている。来月公開予定の同新作映画で、テニスのパートナーと元恋人との三角関係に陥ってしまうテニスコーチ、タシ・ダンカンを演じているゼンデイヤが、レッドカーペットでテニスボールが刺さったハイヒールやラケット柄のパーティードレスなどスポーツをテーマにした衣装を次々と着用してプロモーションを行い、話題となっている。
中古ファッション再販アプリの「Depop」は、テニススカートとポロシャツの検索数がそれぞれ52%と53%増加していると報告しており、またテニス・スタイル誌「Bagel」の編集者であるスチュアート・ブランフィット氏は、夏に行われるテニスのトーナメントがファッション・ブームの鍵を握っているとガーディアン紙に語っている。「冬にラグビーやサッカーを観戦する時は雨が降っています。その点テニスはいつも素晴らしいロケーションで行われます。テニスには本質的にグラマラスな魅力があるのです」
また、英国におけるテニスの社会史についての本『ア・ソーシャル・ヒストリー・オブ・テニス・イン・ブリテン』の著者であるロバート・J・レイク氏は、同紙に「人々は新しい流行を富裕層や有名人に求める傾向があります」とし、富とセレブリティとの結びつきがコート外でのファッショントレンドの発信源にもなっていると語っている。
ミュウミュウやセリーヌなどファッションブランドは最近テニススタイルを探求している一方で、英テニス選手エマ・ラドゥカヌはディオールの、またイタリアテニス史上最高ランクを獲得したヤニク・シナーはグッチのアンバサダーをそれぞれ務めているほか、2023年ウィンブルドン男子チャンピオンのカルロス・アルカラスはルイ・ヴィトンの広告に起用されていた。
ビジネス・オブ・ファッション誌に寄稿しているダニエル・ヨー・ミラー氏はこう語る。「コートの内外で大胆に自分自身のスタイルを表現する若い選手たちがたくさんいます。ココ・ガウフ、ベン・シェルトン、そしてシナーなどです」
テニス・ファッションへの関心は、テニス一族の成功を描いたリアン・モリアーティの小説を原作とするアップルTVの新ドラマ『アップルズ・ネバー・フォール』によっても高まるだろうと言われている。
Photo: Bangshowbiz