アートと音楽で千葉の魅力を発信「山武市百年後芸術祭」開幕
千葉県誕生150周年記念事業の一環として、2024年4月27日(土)から5月19日(日)にかけて開催される「山武市百年後芸術祭」。アートや音楽を通じ山武市の魅力を発信する新たな試みに注目したい。
現在、千葉県誕生150周年記念事業として、県内各地で芸術祭が開催中だ。そのひとつである「百年後芸術祭 〜環境と欲望〜 内房総アートフェス」は、市原市、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市の内房総5市を舞台に、アート、テクノロジー、音楽、食、学びのプログラムを展開し、100年後の新しい未来を創るため、持続可能なプラットフォームとして立ち上がった。
(参考)「百年後芸術祭 〜環境と欲望〜 内房総アートフェス」食や音楽、アートなどが融合した新しい芸術祭
その一環として、千葉県東部(外房側)にある山武市にて「山武市百年後芸術祭」が4月26日(金)よりスタート。本祭は、近年、森美術館や銀座メゾンエルメスフィーラムで開催された展覧会に参加するなど、注目を集める現代美術家・保良雄がディレクターを務める。
(参考)エコロジーと対話するアート展 第2弾のグループ展が開催中 @銀座メゾンエルメス
展示エリアでは、SIDE CORE、梅田哲也、加藤泉などから、千葉県東部を拠点に活動を行うアーティストまで、多様な表現手法を持つ17組のアーティストが参加。独自の視点により、山武市の歴史・風土・文化を見つめて制作した作品などを市内の4エリア(JR成東駅周辺エリア、柴原エリア、山武市歴史⺠俗資料館エリア、九十九里浜エリア)にて発表する。
なお、橘田優子(kitta 主宰)による、最⻑約100mの琉球藍を染料とした藍色の旗のインスタレーション(九十九里浜エリア)は海の広さに呼応するように圧巻だ。
また会期中開催される、パフォーマンスやワークショップも見逃せない。今年ワタリウム美術館で発表されたパフォーマンスが話題となったアーティスト・梅⽥哲也は、5⽉18⽇(⼟) に13:00、17:00より各1時間程度でパフォーマンスを予定。また、別日にてアーティスト・⼤塚諒平によるワークショップ「100年後あける梅⼲しを漬ける」も開催予定。⾃分は⾷べることのない梅⼲しを、100年後の⼈のために漬けるという、まるでタイムカプセルのような贈り物を未来に届けるワークショップとなっている。どちらも要事前予約にて、場所や予約方法などは後日公開される公式サイトの情報をチェック。
アートや音楽を通じて千葉‧山武市の魅力を体感できる貴重な機会。ぜひお見逃しなく。
※掲載情報は5月3日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
千葉県誕生150周年記念事業 山武市百年後芸術祭
会期/2024年4月26日(金)〜5月13日(月)土日祝日のみ開催
会場/千葉県山武市
時間/10:00〜17:00
料金/一般 1,000円、小中高 500円、小学生未満無料 ※千葉県内の小中高学生は無料 ※障がい者手帳をお持ちの方は無料(介添が必要な場合は同行者1名無料) ※アート作品展示の全会場へ当日限り何度でも入場可能(ただし、有料イベントや有料ワークショップなどは別料金) ※当日券のみの販売
URL/100nengo-art-fes.jp/sammu/
MAP/https://www.google.com/maps/
Text:Akane Naniwa