デザイン×最先端科学技術から探る企画展「未来のかけら」@21_21 DESIGN SIGHT
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デザイン×最先端科学技術から探る企画展「未来のかけら」@21_21 DESIGN SIGHT

山中俊治+新野俊樹『構造触感』
山中俊治+新野俊樹『構造触感』

日本が誇るデザインエンジニアの山中俊治がディレクションする展覧会が開催中。「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」は、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて、2024年8月12日(月・振休)まで。

東京大学において“著しい功績等をあげた”と判断された教授にのみ与えられる「特別教授」の称号を冠する、デザインエンジニアの山中俊治。日産自動車でカーデザイナーを務めた後、腕時計や家電、家具、鉄道車両など、幅広いデザインで活躍の領域を広げてきたほか、「Suica」を含む交通系ICカード改札機の共通UIデザインでもその名が広く知られている。

2013年以降は、まだ実用化されていない先端技術を用いて、研究者とともに「価値創造デザインプロジェクト」をスタートさせ、これまでに数々のプロトタイプを展開してきた。

A-POC ABLE ISSEY MIYAKE + Nature Architects「TYPE-V Nature Architects project」 ©️ ISSEY MIYAKE INC.
A-POC ABLE ISSEY MIYAKE + Nature Architects「TYPE-V Nature Architects project」 ©️ ISSEY MIYAKE INC.

そんな山中がディレクションする本展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」では、山中がこれまでにさまざまな人々との協働によって生み出してきたプロトタイプやロボットのほか、その原点となるスケッチを展示。
さらには、科学とデザインの接触によって、今まさに芽生えつつある新たな未来のかけらの“錬成”を試みるべく、研究者、デザイナー、アーティストら7組がタッグを組んだ。

自動車や家電、コンピュータ、スマートフォン、SNSなどの時代によって、私たちの生活を一変させてきた最先端の科学技術とデザインの関係性。切っても切れない両者は、いつも隣にありながらも必ずしも交わることのない“緊張感”をはらむことによって、これからもイノベーションを生み出していく。

山中俊治と自身の研究室、荒牧悠+舘知宏、A-POC ABLE ISSEY MIYAKE+Nature Architectsらによる「未来のかけら」を、ぜひ会場で探してみてはいかが。

山中研究室+新野俊樹『Ready to Crawl』 撮影:加藤 康
山中研究室+新野俊樹『Ready to Crawl』 撮影:加藤 康

※掲載情報は4月12日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」
会期/2024年3月29日(金)〜8月12日(月・振休)
会場/21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2

住所/東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン

料金/一般 1400円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下 無料


時間/10:00〜19:00(入場は18:30まで)


休館/火
TEL/03-3475-2121


URL/www.2121designsight.jp/program/future_elements/

Text : Manami Abe

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