ポール・マッカートニー、ザ・ビートルズでのリードギターは勘弁!?
ポッドキャスト『ポール・マッカートニー:ア・ライフ・イン・リリックス』でポールはこう明かす。
「ジョン(レノン)と初めて会った時、彼はギターを弾いていなかったんだ。僕がギターのコードを見せなきゃいけなかった。というのも彼はバンジョーのコードしか知らない母親(ジュリア)から教わっていたから」「ほとんど初めて演奏するようなライブで、僕はリードギタリストだった。ジョンはリズム(ギター)担当。そして僕にはソロがあって、完全に固まってしまってね。指が全然動かなかったんだ。ただただ恥ずかしかったよ。その瞬間に僕のリードギター弾きのキャリアは消え去り、僕はこう言った。『2度とやらない。僕には向いていない。駄目すぎる』って」
同バンドの楽曲の作詞を担当し、ジョン・レノンと共にリードシンガーを務めたポール、楽器と一緒に過ごす時間の素晴らしさについて話していた。
「(ある1本の弾いていないギターについて)かなり罪悪感を感じていたんだ。だからまた弾き始めてね。そしたら曲が生まれたんだ。そのギターに直接語りかけ、それが僕を救ってくれていた時代についてのね」「かつて僕らはこう言ったものさ。『ギターと座り曲を書くとき、自分の秘密をギターに語っている、それが世界に向けた曲になるんだ』って」「一人きりの時、そのギターは君の秘密の聞き役だ。君はそれを抱いている」「ピアノの場合そうはいかない。まるで押しやってしまうような全く異なる動作になるんだ」