「Chanel」表参道のブティックがリニューアル!ガブリエル・シャネル所有のアパルトマンを想起させるサロンを設置
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「Chanel」表参道のブティックがリニューアル!ガブリエル・シャネル所有のアパルトマンを想起させるサロンを設置

©︎ CHANEL
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シャネル(CHANEL)は、ジャイル(GYRE)1階にある表参道のブティックをリニューアルオープン。2フロアから成る店内には、最新の2024年春夏コレクションをはじめ、アイコニックなハンドバッグやシューズ、ファインジュエリーのコレクションまで幅広く取り揃える。

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店舗デザインを手掛けたのは、メゾンの長年にわたるコラボレーション・パートナーで、2023年夏に改装したパリ本店ブティックも手掛けた建築家、ピーター・マリノ。メゾンが長年培った創造性や熟練職人によるサヴォアフェール、贅沢な素材使いといった本質的なコードを現代的に解釈し、店舗デザインに落とし込んだ。なかでも一際目立つ真っ白なガラス張りのファサードは、店舗が入るジャイル本体の黒い壁とのコントラストがメゾンを象徴するバイカラーを彷彿とさせる。

2フロア構成で、敷地面積650平米を超える店内には、シューズやシーズンアイテム、バッグなどが整然と並ぶスペースや「J12」、「プルミエール」といったタイムピースと「ココ クラッシュ」を初めとするファインジュエリーのエリア、さらにプレタポルテ専用のエリアなど、複数のサロンを一続きに配置。最新アイテムとシグネチャーピースが同空間に並ぶ売り場からは、シャネルのオーセンティシティと進化し続ける最新の美学が見て取れる。

1階奥にある2つのプレタポルテサロンとフィッテイングサロンには、アラステア・ゴードンやフェルナンド・ダザ、グレゴール・ヒルデブラントなどのアート作品や家具を配置。古くからジャン・コクトー、サルバドール・ダリといったその時代の高名な文化人と親交のあったシャネルだけに家具調度品や美術品にもこだわりが通底する。

また、2階にはプレタポルテ専用のサロンを設置。シグネチャーマテリアルのツイード製のソファやカスタムメイドのカーペットを設えた洗練された空間で、2024年春夏コレクションをじっくりと選ぶことができる。ブラック、ホワイト、ベージュを基調としたシャネルを象徴する色使いは、創業者であるマドモアゼル・シャネルがパリのカンボン通り31番地に所有していたアパルトマンを想起させるもの。ゆったりとしたフィッティングルームも含めて、豪奢でありながら小粋なエスプリを効かせた空間には心地よさと親密さが漂う。

歴史と伝統にモダニティを添え、装いも新たにリニューアルされたシャネル表参道のブティックに、さっそく足を運んでみてはいかがだろう。

シャネル 表参道
住所/東京都渋谷区神宮前5丁目10-1
営業時間/月〜日 11:30〜19:00

Text:Tetsuya Sato

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DECEMBER 2024 N°182

2024.10.28 発売

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