猫大爆発!? GINZA SIXにヤノベケンジの巨大新作アートが出現! | Numero TOKYO
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猫大爆発!? GINZA SIXにヤノベケンジの巨大新作アートが出現!

4月5日、東京・銀座のGINZA SIXに、あっと息を飲む前代未聞の光景が出現した。大小無数の「宇宙猫」が宙を舞い、岡本太郎の『太陽の塔』を乗りこなしている…!! アーティスト・ヤノベケンジによる新作大規模作品『BIG CAT BANG』(猫大爆発)。「ニャンだこれは!?」思わずそう言いたくなること必至、驚くべき展示の模様をお届けする。

ヤノベケンジ『BIG CAT BANG』展示風景
ヤノベケンジ『BIG CAT BANG』展示風景

GINZA SIX中央の巨大吹き抜けといえば、これまでも草間彌生、ニコラ・ビュフ、名和晃平など、世界で活躍するアーティストたちの饗宴の場として知られるところ。それを知っている人も多いはず…… にもかかわらず、誰もが思わず足を止め、目を輝かせて見入っている。

宇宙服を着た猫は、ヤノベケンジの彫刻シリーズ『SHIP'S CAT(シップス・キャット)』。大きな猫が乗っているのは岡本太郎の代表作『太陽の塔』の形をした猫耳付きの巨大な宇宙船「LUCA号(ルカ号)」、そこから約400匹(!)もの「宇宙猫」が飛び出している。

「SHIP'S CAT」とは古代エジプトから船に乗り込み、大航海時代には人間とともに大海原を駆け巡った“船乗り猫”のこと。「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに、子どもの命令で歌い踊り火を噴く『ジャイアント・トらやん』や、東日本大震災の復興を願い、希望の太陽を手に立ち上がる『サン・チャイルド』などの巨大立体作品を発表してきた現代アーティスト、ヤノベケンジ(1965年生まれ)が手がける彫刻シリーズだ。

そして『太陽の塔』は、ヤノベが幼い頃、1970年の「大阪万博(日本万国博覧会)」の跡地で目にした“未来の廃虚”にそびえ立つシンボルであり、「芸術は爆発だ!」「何だこれは?」などの名言で知られる伝説のアーティスト、岡本太郎(1911-96年)の生涯最大の作品(高さ約70メートル)でもある。

4月6日、GINZA SIX「CREATIVE SALON」トークの出演者。左から、後藤繁雄(編集者)、ヤノベケンジ、田中杏子(小誌編集長)。(Photo:Ayumi Fujita)
4月6日、GINZA SIX「CREATIVE SALON」トークの出演者。左から、後藤繁雄(編集者)、ヤノベケンジ、田中杏子(小誌編集長)。(Photo:Ayumi Fujita)

それにしてもなぜ、ヤノベの『SHIP’S CAT』が『太陽の塔』と合体し、これほどのスケールでGINZA SIXに出現を果たしたのだろう?その謎を解き明かすトークイベントが4月6日、GINZA SIXのVIP会員限定プログラム「CREATIVE SALON」にて開催された。小誌『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』もその場へ潜入。熱気あふれるトークの模様を、7・8月合併号(5月28日発売)でレポートする。

岡本太郎の「芸術は爆発だ!」を起点に、ヤノベケンジの「生命はどこから来て、どこへ行くのか?」という問いから生まれた、宇宙の始まり=ビッグバンならぬ『BIG CAT BANG』(猫大爆発)の一大眺望。また、2階の三原テラスには「BIG CAT BANG」リミテッドショップ(4月14日まで)も出現し、『SHIP’S CAT』のフィギュアやカプセルトイ、Tシャツ、メイキングブックを販売中だ。

「ニャンだこれは!?」誰もがそう思わずつぶやいてしまう巨大アート作品と、そこから始まる「猫大爆発」の驚くべきヴィジョン。小誌レポートを待ちつつ、ぜひ、その目で目撃してほしい。


ヤノベケンジによる作品のストーリー動画「BIG CAT BANG 〜宇宙猫の大冒険〜」

※掲載情報は4月10日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

ヤノベケンジ『BIG CAT BANG』
会期/2024年4月5日(金)〜2025年夏(予定)
会場/GINZA SIX 2F 中央吹き抜け(大型新作)、4F(彫刻作品展示)
住所/東京都中央区銀座6-10-1
URL/https://ginza6.tokyo/magazine/194788

Text:Keita Fukasawa

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