“HYBEの末っ子”ガールグループ「ILLIT」デビュー! ショーケースを現地からレポート
HYBEが手がける新たなガールグループ「ILLIT(アイリット)」が、2024年3月25日(月)に1st Mini Album 'SUPER REAL ME'でデビューした。韓国ソウルで行われたデビューショーケースの模様を現地からレポートする。
ILLITは、YUNAH、MINJU、MOKA、WONHEE、IROHAの5名からなる新人グループ。サバイバル番組『R U Next?』で選抜されたメンバーで構成され、LE SSERAFIM、NewJeansに続いてHYBEが送り出すガールグループの3組目となり、またENHYPENの所属レーベルであるBELIFT LABからデビューする最初のガールグループということで大きな注目に。デビュー前にはパリコレクションに招待され、キャンペーンビジュアルを飾るなど、全世界からネクストアイコンとして熱視線が注がれている。
ILLITというグループ名には、自主的で積極的な意志(I WILL)と特別な何かを意味する代名詞(IT)を組み合わせ、その2つの単語の間に入る動詞によって“何にでもなれて、何になるか期待される”高い潜在力を持っているという意味が込められている。
ここで多様な魅力を持つメンバーたちを紹介!
YUNAH
2004年1月15日生まれ。長い練習生期間を経てデビューを勝ち取ったYUNAHは、ダンスも歌も完璧にこなすマルチな才能。冗談を言って笑わせることが上手な、ムードメーカー的存在。
MINJU
2004年5月11日生まれ。抜群の歌唱力で、一度聴いたら忘れられない独特の声を持つ。加えて、ダンスやラップの実力も高く、番組出演時にはさまざまなコンセプトを自分のものにし、ファンを魅了した。
MOKA
2004年10月8日生まれ。日本人メンバー。丸い大きな瞳がチャームポイントで、パフォーマンスをするときはキラキラと輝く表情に吸い込まれるよう。グループではメンバーの面倒をよく見ていることから、お母さん的な役割をしている。
WONHEE
2007年6月26日生まれ。『R U Next?』出演時は練習生期間わずか2カ月だったにも関わらず、番組では目覚ましい成長を遂げた。ベビーフェイスが愛嬌たっぷりで、自分の気持ちを正直に表現する飾らない性格。そしてコスメオタク!
IROHA
2008年2月4日生まれ。グループ最年少の日本人メンバー。普段はおっとりとした一面を見せながらも、ステージに立つとカリスマ性を発揮するギャップが魅力。ヒップホップのダンスがお手のもの。
1st Mini Album ‘SUPER REAL ME’は、好きなことに全力で走っていくありのままの姿を描いた、10代のリアリティが詰まった作品となっている。メンバー自身の口から、収録曲について次のように紹介。
『Magnetic』(タイトル曲)
「好きな相手に向かって走る率直な気持ちを表現しました。予想外のメロディで、ときめく気持ちを『スーパー惹かれる』という歌詞で表現しました」(WONHEE)
「パン・シヒョクPDに加えて、ティーンの感性を反映させるために10代のプロデューサーも楽曲制作に参加しました」(YUNAH)
「ポイントダンスは、好きな気持ちをマグネットで表現した、指をつけたり外したりという振り付けです」(MOKA)
「突拍子もない行動を表現した“ブンバンダンス”にも注目してください。音楽番組で披露することも楽しみです」(MINJU)
続いて披露された『Magnetic』のパフォーマンスは、サビの中毒的なフレーズと真似したくなるような振り付けが印象的で、次々と表情が変わるパフォーマンスで、フレッシュで可愛らしいステージを見せた。
『My World』
「ユニークなイントロと中毒性のあるメロディーが特徴で、ILLITの世界にのめり込むことができると思います」(YUNAH)
「ILLITの色を表す曲で、私たちが感じる世界を歌詞で表現しています」(WONHEE)
ステージにはシャボン玉が飛び、浮遊感のある曲調に5人の息の合ったダンスが重なり、生き生きとした魅力でパフォーマンスを披露した。
記者たちとの質疑応答では、次のように質問に答えた。
──ILLITのグループ名に込められたスローガン「何でもできる」という言葉からはどんなイメージを受けましたか?
『「何でもできる」というスローガンは、私たちに自信をつけてくれるフレーズです。練習のときも自分たちの色を考えながら練習しますが、この言葉を思い浮かべて練習を頑張りました』(YUNAH)
──ありのままの姿とは、どのような姿だと考えますか?
「ありのままの姿というのは、率直な姿だと思います。それから、自分の感情を素直にでうまく表現する姿ではないかと思います」(MOKA)
──今年の目標がありましたら教えてください。
「音楽番組において、『Magnetic』で1位を獲ることが大きなの目標の一つです。タイトル曲なのでこの歌で1位になれたら本当に幸せだと思います」(WONHEE)
「もう一つ大きな目標を挙げるとしたら、新人賞を獲ることです」(MOKA)
──ILLITならではの強みはなんでしょうか?
「没頭しながら遊ぶ姿をたくさんお見せしたいです。自然に楽しむ姿をお見せしたいと思います」(MINJU)
──海外での活動で楽しみなことはありますか?
「ファッションウィークに参加しましたが、また世界中のファンの皆さんに会いたいと思いました。5世代ガールグループといえばILLITだと、多くの人に愛されるグループになりたいです」(IROHA)
記者に対して「質問をしてくださりありがとうございます」と一つひとつ丁寧に答える姿が印象的だった。
最後に、WONHEEとYUNAHが代表して次のように挨拶をして締めくくった。
「地道に成長して、皆さんに認められるグループになりたいです」(YUNAH)
「出発を見守ってくださってありがとうございます。皆さんの共感を呼び起こすグループになれたらと思います」(WONHEE)
何でもできる、何にでもなれるという意味が込められたILLIT。まさにこれから私たちにどんな姿を見せてくれるのか。その活躍に今から注目したい!
Text: Yukiko Shinto