エミリー・ブラント、『ジョーズ』を観て女優志願に
エミリー・ブラントは『ジョーズ』を観て女優を志したという。『オッペンハイマー』での演技でアカデミー助演女優賞にノミネートされたエミリー、幼い頃に父親が『ジョーズ』のような映画に触れさせてくれたことが自分の成功の一因と考えているそうだ。
ロンドン生まれのエミリーは、幼少期の思い出をサンデー・ミラー紙にこう語っている。 「父はいつもビデオ屋に行って、私たちみんなに見せるために本当に不適切な映画を持って帰ってきてくれたわ」「私の最初の体験のひとつは、7歳の時に『ジョーズ』を観たことで、父は家族全員で観ると言っていた。でも、それは本当は自分のためだけで、私たちは恐怖に怯えたものよ」「あの映画は私の最初の映画の思い出のひとつで、今でも私のお気に入り。35回は見たんじゃないかな。観れば観るほど、その素晴らしさを知ることになったわ」
また映画界に入る前、正式な演技のトレーニングは受けていないというエミリーはキャリアの初期には「罪悪感を感じたり、どうしてよいかわからない時に役立ったであろう道しるべを逃したような気分になった」としつつも、ハリウッドで成功を収めるために、自分自身の不安を克服することを余儀なくされたとして、こう振り返っている。「感情的にヘルメットをかぶらなければならない職業であり、自分に厳しく、魂に厳しいものだとわかったの」「私は、いつもこの業界での道は人それぞれ違うという事実を強調する。正式な訓練を受けてもいいし、そうでなくてもいい、自分にとって正しいと感じられるのであれば、それは問題ではないの」