「Chanel」のショー会場でヴァネッサ・パラディに独占インタビュー
パリファッションウィークでシャネルの2024/25年秋冬 プレタポルテ コレクションが発表された。アーティスティック・ディレクター、ヴィルジニー・ヴィアールによるコレクションのインスピレーションとなったのはメゾンにとって大切な場所、創設者ガブリエル・シャネルが最初に帽子店を構えた海辺のリゾート地、ドーヴィル。
長いランウェイの背景に設置された巨大スクリーンにまず映し出されたのは、ペネロペ・クルスとブラッド・ピットが出演する映画『男と女』のオマージュ作品。ドーヴィルを舞台にした新たなラブストーリーに気持ちが高まった時、その海沿いの遊歩道を再現したランウェイに最新コレクションを纏ったモデルたちが登場した。
ショー直後、メゾンのアンバサダーを務めるヴァネッサ・パラディにインタビュー!
──ショーはいかがでしたか?
「とても美しく、マーヴェラスだった! シャネルのショーはいつも大好き。なかでも今回のショーはスペシャルだったと思う。実際に着てみたいアイテムが多かった。カーディガンもよかったし、ドレスも素敵だった。ドレスにカーディガンを羽織って、ブーツを合わせたスタイリングもよかった。全てよかった! 見ながら『全部着たい!』と思った(笑)。今回のコレクションは特にウェアラブルだと思う」
──冒頭にショートフィルムが流れましたね。
「さすが!という感じ。ペネロペ・クルスとブラッド・ピットが『男と女』のオマージュをしていて、ドーヴィルのあの木製の歩道やビーチを歩いているシーンなど、とてもアイコニックな俳優2人がアイコニックなフランス映画を再演しているのは最高だと思った」
──今日のあなたのファッションについて教えてください。
「2023-24年秋冬オートクチュールコレクションのジャケットに、前から持っているデニムとブーツよ」
──あなたの持っているシャネルのお気に入りアイテムは?
「リトルブラックジャケットはどんなスタイリングにも合うので、カール・ラガーフェルドの時からしょっちゅう着ている。そしてバッグ! ジーンズでドレスダウンしていても、シャネルのバッグを持つだけで少しシックになるの」
──あなたとシャネルに共通するものは何でしょう。
「アートとカルチャーへの愛だと思う。シャネルのコレクションには必ず意味やストーリーがあって、それは歴史の逸話やココ・シャネルの人生から切り取っている。ヴィルジニー・ヴィアールやもちろんカールも音楽を愛している。ファッションを愛するということは、服を愛するけれども、ファッションを通じてアートも愛することだと思う。絵画や刺繍、生地や織物などいろんな分野と音楽、映画、歴史と文化がすべてリンクしているの」
Chanel
シャネル カスタマーケア
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Photos: ©️CHANEL Edit & Text: Michie Mito