ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」企画によるダニエル・ブラッシュ展 | Numero TOKYO
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ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」企画によるダニエル・ブラッシュ展

素材の詩人であり、金属加工職人であり、宝飾職人、哲学者、エンジニア、画家、そして彫刻家でもある現代アメリカのアーティスト、ダニエル・ブラッシュにオマージュを捧げる展覧会「ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて開催中。

ダニエル・ブラッシュ 連作『モネについて考える』 写真: Takaaki Matsumoto
ダニエル・ブラッシュ 連作『モネについて考える』 写真: Takaaki Matsumoto

ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)の支援のもと、2012年に開校したジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」の企画による「ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸」。細工職人、画家、彫刻家、哲学者、エンジニアなどさまざまな顔を持ち、「現代の錬金術師」と名高いアーティストのダニエル・ブラッシュを紹介する、日本初の展覧会である。

ダニエル・ブラッシュと愛用の装飾旋盤。写真:Nathan Crooker
ダニエル・ブラッシュと愛用の装飾旋盤。写真:Nathan Crooker

本展は、2017年にレコール パリ本校で企画された初の展覧会「Cuffs & Necks(カフス&ネックス)」展、2018年にニューヨークで開催された同展、さらに2023年に香港のレコール アジアパシフィックで開催された「DANIEL BRUSH AN EDIFYING JOURNEY(ダニエル・ブラッシュ 啓発の旅)」展に続く美術展として開催された。

会場の第1章では、ジュエリーから芸術作品、オブジェまで、ダニエル・ブラッシュの幅広い作品の中に見られる、伝統的な芸術のカテゴリーを超えた多様な素材や表現方法を紹介。第2章では、ブラッシュの連作『モネについて考える』にハイライトを当て、素材の特性を活かして卓越した極めて優美なオブジェを生み出す彼の類いまれな能力を探るという。

ダニエル・ブラッシュ 『山』 写真:Takaaki Matsumoto
ダニエル・ブラッシュ 『山』 写真:Takaaki Matsumoto

ダニエル・ブラッシュ 『スチール ポピー』 写真:Takaaki Matsumoto
ダニエル・ブラッシュ 『スチール ポピー』 写真:Takaaki Matsumoto

芸術とジュエリーの関係性について熟考し、挑戦を続けたダニエル・ブラッシュ。その手から生み出された美と技は必見だ。会期は2024年4月15日(月)まで。

※掲載情報は1月26日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸」
会場/21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
住所/東京都港区赤坂9-7-6
会期/2024年1月19日(金)~2024年4月15日(月)
時間/10:00〜19:00
休館日/1月30日(火)、2月13日(火)、3月11日(月)
URL/www.2121designsight.jp/gallery3/daniel_brush/
www.lecolevancleefarpels.com/jp/ja/exhibition/daniel-brush-thinking-about-monet

Text:Akane Naniwa

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