フラワーアーティスト東信によるウィンドウからフラワーショップまで、銀座メゾンエルメスを植物が彩る
銀座メゾンエルメスでは、2024年2月13日(火)までフラワーアーティスト東信による植物をモチーフにしたウィンドウディスプレイが展開されている。2024年の年間テーマ「フォーブルの魂」に合わせ、1月は「ボタニカル」をキーワードに、1月31日(水)までフラワーショップが出現。オンラインとリアルで様々なコンテンツを発信する。
2023年のテーマ「驚きの発見」から、2024年のテーマ「フォーブルの魂」にバトンを引き継ぐように、銀座メゾンエルメスのウィンドウには、本誌連載でもお馴染みのフラワーアーティスト東信による植物図鑑の世界が繰り広げられている。
植物の細部を覗き込むように、まるでミクロの世界に迷い込んだような巨大な花々の模型、植物の不思議をテクノロジーで分析するラボ、モニターに映し出された未来の植物標本と、エルメスのスカーフやシューズで見立てた昆虫が共存する。少し視点を変えることで見えてくる、普段何気なく目にする驚きの発見、《植物の謎》に迫る。
「1800年代後半〜1900年代初頭の植物図鑑から着想を得、未来の植物標本を作るとしたら、どうやって生み出されていくのかというプロセスを描きたい」。花屋として日々花と接しながら、花への敬意や興味をもって、実験的な作品を生み出してきた東ならではのユニークなアプローチだ。
ウィンドウに始まり、1年間を通じて、パリ、フォーブル=サントノーレ24番地のエルメス第一号店のスピリットを受け継ぐ銀座メゾンエルメスが、街を照らしながらメディアとなり、今年のテーマ「フォーブルの魂」にちなんだイベントやインスタレーションなどメゾンのエスプリを表現する物語を届けていく。
第一弾となる1月は、マンスリーテーマ「ボタニカル」に合わせ、1月31日(水)まで期間限定のフラワーショップが登場。オレンジを基調にした多種多様な花々が店内を満たす。
同時に、特設サイト《ラタンエルメス(https://lanterne.hermes.com/ja/)》がオープン。パリ・フォーブル店の屋上庭園を守る庭師、ヤスミナ・デムナティによるエルメスの庭の話や、カレをデザインしたイラストレーターのケイティ・スコットとウィンドウを手がけた東信、エルメスで植物を表現した二人のアーティストによるクロストークを公開。また、東の作った花束をケイティが描いた、コラボレーション作品の塗り絵など、ボタニカルをテーマにした様々なコンテンツが用意されている。
オンラインとリアル、毎月更新されるコンテンツによって、エルメスが紡ぐ物語を楽しもう。
Hermès
エルメスジャポン
TEL/03-3569-3300
特設サイト<ランタンエルメス>
URL/https://lanterne.hermes.com/ja/
Text:Masumi Sasaki