「タトラス」とキース・ヘリングのコラボコレクションが発売!“LOVE”をテーマにしたダウンや小物などがラインナップ
イタリア発のブランド、タトラス(TATRAS)は、1980年代にニューヨークを中心に勃興したストリートアート ムーブメントの中心人物であるキース・ヘリングとのコラボレートコレクションを発表した。
キース・ヘリングは、80年代のアンダーグラウンド・アートシーンにおいてジャン=ミシェル・バスキアらと共にブームを牽引した伝説的なストリートアーティスト。「エアロゾルアート」とも呼ばれる地下鉄車両に描かれたグラフィティライターのタグからインスピレーションを受け、駅構内の使用されていない広告版に貼られた黒い紙をキャンバスに見立てて、白いチョークでドローイングを行う独自のスタイルで一躍脚光を浴びた。自身のスタイルを確立すると、世界中のギャラリーや美術館で展覧会を開催し、世界的なアーティストに。その後は、アニメーションや舞台デザインなど多岐に渡る制作活動を行うが、1990年にエイズによる合併症が原因でわずか31歳で夭逝。アーティストとしての活動は10年程であったが、彼の遺した作品は、今なお世界中の人々に愛され続けている。
今回のコラボレーションは、“タトラスを纏うことでポジティブになってほしい”というブランドテーマと、キース・ヘリングが願う“誰でもアートを楽しんでほしい”というビジョンが共鳴し、実現したもの。テーマである“LOVE”のモチーフや特徴的な技法「ラインアート」をグラフィックに落とし込んだダウンアイテムやカットソー、ビーニーなど、全11型がラインナップする。また、キース・ヘリングのシグネチャーとも言える“Barking Dog/吠える犬”を大胆にあしらったスペシャルアイテムも用意。カラーは、オリジナルブラックとオリジナルホワイトの2色展開で、キース・ヘリングのシンプルながらダイナミックな筆致が際立つ仕上がりとなった。11月23日(木)より、タトラス一部直営店及びタトラス コンセプトストア各店にて発売される。
また、本コラボレーションを記念したポップアップストアが、11月23日(木)から11月26日(日)の4日間、原宿のバンクギャラリーで開催。キース・ヘリングの創作の原点でもあるNYの地下鉄から着想を得て作り込んだ“TATRAS SUBWAY”という特別な空間では、コラボレーションアイテムがフルラインナップで揃うほか、期間中に来場するとオリジナルステッカーを手に入れることができる(数量限定)。
キース・ヘリングはキャリアの晩年、エイズ感染者としてコンドームの使用を促す「セーフ・セックス」キャンペーンのポスター作成や、チャリティイベントのアートワーク制作など、エイズの予防啓発活動や患者に対する支援に尽力。彼の死後も、遺産を管理するキース・ヘリング財団としてエイズ患者やLGBTQに対するサポートが継続されている。“アートはみんなのために”を信念に、日常に広くアートを浸透させ、愛に満ちた作品を通して未来に希望や夢を伝えていったキース・ヘリング。そのポジティブで強固なメッセージを、コラボレーションアイテムで体感して欲しい。
POP UP STORE詳細
会期/11/23(木) 〜11/26(日)
場所/BANK GALLERY 東京都渋谷区神宮前6-14-5
https://bankgallery.tokyo
開催時間/11:00〜19:00
※入場にはLINE登録が必須となります
https://page.line.me/280guxkx?openQrModal=true
タトラス×キース・ヘリング 特設ページ
URL/https://tatrasconceptstore.com/pages/keithharing
Text: Tetsuya Sato