「H BEAUTY&YOUTH」とギャラリー「PARCEL」による新アートギャラリー「AMATEUR」がオープン
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「H BEAUTY&YOUTH」とギャラリー「PARCEL」による新アートギャラリー「AMATEUR」がオープン

ユナイテッドアローズが展開する「H BEAUTY&YOUTH」と、ギャラリー「PARCEL」のディレクター・佐藤拓の協業によるアートギャラリー「AMATEUR」が、2023 年11月11日(土)より東京・表参道に新オープン。

加茂昂の作品
加茂昂の作品

H BEAUTY&YOUTH店舗内(B1F)にオープンした同ギャラリーでは、年5回の展覧会開催を予定。双方の視点でキュレーションされたアーティストの作品を展示・販売する。その記念すべき第1弾として、3名の作家を迎えた「vol#1 Akira Kamo / Taro Maruyama / System of Culture」を開催。会期は、2023年11月11日(土)〜2024年1月18日(木)まで。

画家・加茂昂は3.11以降、多くのフィールドワークを通して特に福島の状況をテーマに作品を制作。今回は、山に挑む登山家、人間が酸素ボンベなしで挑める限界点をメタファーとして、震災後の日本を描いた2010年代末制作の作品群を展示する。

丸山太郎の作品
丸山太郎の作品

また、彫刻家の丸山太郎は木材、羽、ソフビなどのフィギュア、鉄柱など、多様な素材を組み合わせた作品を制作。そのモチベーションとなっているのは、雑多な日常で触れるさまざまな視覚的、感情的、感覚的な情報であり、それらを組み替え、再構築することによってまったく違う像を作り上げていく。

System of Cultureの作品 協力:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO
System of Cultureの作品 協力:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO

写真家・System of Cultureの「Still Life」シリーズは、古典的な絵画論や映画論を下地に、静物画というフォーマットを現代にアップデートした作品。一見すると日常のスナップ写真に見える景色もすべてが計算され、日の光に見えるものですらストロボなどを駆使して人工的に作り上げた景色だという。

それぞれが“日常”に向き合い、再解釈、再構築を経た作品で織り成す本展。新たなアートの発信拠点「AMATEUR」が世に問う作品の世界を体感しに、ぜひ足を運んでみたい。

※掲載情報は11月17日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。

「vol#1 Akira Kamo / Taro Maruyama / System of Culture」
会期/2023年11月11日(土)〜2024年1月18日(木)
会場/AMATEUR
住所/東京都港区南青山 3-14-17 H BEAUTY&YOUTH B1F
URL/https://www.instagram.com/h_beautyandyouth/

Text : Akiko Kinoshita

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