パリ発スニーカーブランド「VEJA(ヴェジャ)」日本初ショップが阪急うめだ本店にオープン | Numero TOKYO
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おしゃれな人が熱視線!スニーカーブランド「VEJA」日本初ショップが阪急うめだ本店に

日本でも最近ぐんぐんと知名度を上げているスニーカーブランド「VEJA(ヴェジャ)」が、日本初のショップを阪急うめだ本店にオープン。2005年にフランスで誕生し、サステナビリティを信念に掲げた革新的なものづくりと、洗練されたデザインでファッションコンシャスな人からも注目を集めているVEJAの魅力とは?

トレンドの“サステナブル”とは一線を画す、 徹底的な取り組み

ブランドの15年間の歩みを伝えるムービー 2005年、金融業界出身の二人の男性によってスタートしたVEJA。ブランド名の「VEJA」とは、ポルトガル語で「見る」という意味を持つ。そこには、スニーカーがどのような素材を使い、どのような環境で作られたかなど、スニーカーの向こう側にあるものに目を向けてほしいという想いが込められている。驚くべきなのが、VEJAはスニーカーにまつわるすべてを公表しているということ。ウェブサイトには細かなレポートが掲載され、透明性の高さを大切にしていることがわかる。 VEJAがこだわるサステナビリティへの取り組みの一部を紹介。

フェアトレードで調達したオーガニックコットン

クロムフリーレザーを使った定番モデル「CAMPO」
クロムフリーレザーを使った定番モデル「CAMPO」
キャンバス、シューレース、アッパーなどに使用されているオーガニックコットン。ブラジルやペルーを中心にした生産者団体から直接買い取り、それも市場価格より遥かに高額な値段で購入している。2022年には、1,035家族が生産した綿を345トン以上購入したという。オーガニックコットンを固定価格で買い取ることを約束した2年間の契約を結んでおり、生産者の安定的な収入にもつながっている。

アマゾンの天然ゴム生産者を全力で支援

VEJAのスニーカーのソールに20~40%の割合で使用されている天然ゴム。オーガニックコットンと同じく、アマゾンの生産者組合と直接契約し、長期的な取引をおこなってきた。VEJAの報告によると、2004年から2022年末までの間に2,600トン以上のゴムを購入し、市場価格の5倍で買い取っている。さらに、2019年にはオーガニック認証団体エコサートによるFair for Life認証を取得。公正な取引や価格だけでなく、生産者の労働条件を守るなど、一過性では終わらない取り組みを続けてきた。 VEJAのスニーカーを購入するという選択も、そんな活動に賛同する意思表示になるはず。

カジュアル初心者でも使いやすい!
クリーンな表情が魅力

“いかにも運動靴”なスニーカーに苦手意識の多い人も多いはず。そんな人にこそおすすめしたい、VEJAでトライすべきモデルをピックアップ。

「V-90」(Extra White、Pierre White、White Natural Beige)各¥29,700

90年代のスタイルからインスパイアされ、モダンにブラッシュアップした2023年秋冬コレクションの新作モデル「V-90」。柔らかくしなやかなレザーは、100%オーガニック認証を受けたウルグアイの農場で生産されたもの。オールホワイトや、淡いベージュトーンの配色のものを選べば、洗練された大人の足元に。

「VEJA×Ref」(J-Mesh Venturi、Walnut Venturi)各¥35,200

VEJAと同じく、サステナビリティに重きを置いたLA発のブランド「Reformation」とコラボレーション。メッシュアッパーを使用した「VENTURI」をベースに、ヴィンテージ調なカラーリングの2色を用意。シューレースがアウトドア風のムードを醸し出す。程よいボリューム感があるので、スタイルのバランスも取りやすい。

VEJAの幅広いラインナップを取り揃えた、日本初のショップが阪急うめだ本店にこの度オープン。8階にあるGREEN AGEは、環境に配慮しながら生活を楽しみたい人たちのためにファッションやライフスタイル、ビューティなどを提案するフロア。このショップを作るうえでも、元々の壁を活かし、既存の什器をディスプレイした。実際に手に取って試着ができる貴重な場所。ぜひ履いてみてその良さを体感してほしい!

VEJA FIT SHOP
住所/大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店8階 GREEN AGE
www.veja-store.com/

Text: Yukiko Shinto

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JUNE 2024 N°177

2024.4.26 発売

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