“色彩の画家”シモン･アンタイ回顧展 ＠エスパス ルイ・ヴィトン大阪

エスパス ルイ･ヴィトン大阪での展示風景(2023年)　『TABULA, MEUN』（1975年） Courtesy Fondation Louis Vuitton, Paris © Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

大阪・御堂筋のエスパス ルイ・ヴィトン大阪における4回目の展覧会として、フランス人アーティスト、シモン･アンタイの回顧展「Folding」が開催中。会期は2024年2月4日（日）まで。

ハンガリー生まれのアーティスト、シモン･アンタイ（1922-2008）。1949年にフランスへ渡ってからは、シュルレアリスムやアクションペインティング、抽象表現主義などの実践を試みてきた。60年には、折り畳んだキャンバスにさまざまな色で“盲目的に”ペイントする手法を編み出し、絵画の各シリーズに応用。それらの構図を発展、復興することで、当代随一の色彩画家としての地位を築いた。

アンタイの死後、2013年にフランス・パリのポンピドゥー･センターで大規模展覧会が開催されたほか、翌14年にはハンガリー・ブダペストのルートヴィヒ美術館でも個展が開催。世界の名だたる美術館に作品が所蔵されるなど、近年再評価が進んでいるアーティストだ。

エスパス ルイ･ヴィトン大阪での展示風景 (2023年) （左から）『MARIALE m.a.4, PARIS』（1960年）、『MARIALE m.d.4, PARIS』（1962年）、『MARIALE m.b.4, PARIS』（1961年）Courtesy Fondation Louis Vuitton, Paris © Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

エスパス ルイ･ヴィトン大阪での展示風景(2023年)　（左）『ÉTUDE POUR PIERRE REVERDY』（1969年）、（右）『ÉTUDE, MEUN』（1969年） Courtesy Fondation Louis Vuitton, Paris　© Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

そんなシモン･アンタイの回顧展が、大阪のルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋の5Fに位置するエスパス ルイ･ヴィトン大阪で現在開催中。同館のために特別に企画された本展「Folding」では、パリを拠点とする芸術機関フォンダシオン ルイ･ヴィトンの所蔵コレクションより、60年代初頭から80年代にかけての多彩な作品シリーズが展示される。

なお本展は、フォンダシオン ルイ･ヴィトンのミッションのもと、フォンダシオン所蔵のコレクションを展示するプログラムの一環として行われるもの。ぜひお見逃しなく！

※掲載情報は10月16日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

SIMON HANTAÏ「FOLDING」 SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION
会期／2023年9月28日（木）～2024年2月4日（日）
会場／エスパス ルイ･ヴィトン大阪
住所／大阪市中央区心斎橋筋2-8-16 ルイ･ヴィトン メゾン 大阪御堂筋 5F
料金／無料

時間／12:00〜20:00　

休館／ルイ･ヴィトン メゾン 大阪御堂筋に準ずる
TEL／03-6701-5120
URL／www.espacelouisvuittontokyo.com/ja/osaka/detail