「Mame Kurogouchi」の旗艦店で竹籠展を開催。23FWに影響を与えた12作品を展観
Mame Kurogouchi(マメ クロゴウチ)は、2023秋冬コレクションのインスピレーション源となった竹籠作品を、11月5日(日)までMame Kurogouchi Aoyamaにて展示する。
本展は、現在展開中の最新コレクション「Bamboo Interactions」の発売を記念したもので、春夏コレクションに続き2回目の開催となる。竹籠が有する造形美と秋冬らしい静謐な色彩から着想を得て、豊かな質感のファブリックや多様なシルエットへと落とし込んだマメ クロゴウチの今シーズン。インティメイトで落ち着きのある店内では、コレクションに影響を与えた竹籠の荘重な色調や重厚と軽妙さを併せ持つ造形バランス、さらに伸びやかに交差する線の優雅さといった、さまざまなエレメントを兼備する計12作品を展示。
出展するのは、石川照雲、横田峰斎、坂口宗斎、田中篁斎、蛤谷空斎の全5名。作風や意匠こそ千差万別だが、卓越した技巧による表現を超越し、「竹」本来の美しさと力強さへの回帰を模索し続ける探究心において共通する作家たちだ。彼らが生み出す大胆さと繊細さを併せ持つ建築的な造形について、デザイナーの黒河内真衣子は「モダン」と表現する。同じクリエイターである黒河内の心を震わせ、身に纏う洋服としての翻訳を試みた作品群を、今季のコレクションと併せて鑑賞してみてはいかがだろう。
Mame Kurogouchi 2023FW Collection presents 竹籠展
会期/開催中(〜11月5日)
会場/Mame Kurogouchi Aoyama
住所/東京都港区北青山3-8-3
営業時間/13:00〜20:00(木〜日)
休/月〜水
Mame Kurogouchi
URL/www.mamekurogouchi.com
Text: Tetsuya Sato