エマ・ストーン、サイレント映画を作りたい
エマ・ストーンは、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキが終わったら、サイレント映画を作りたいと考えているという。
ヨルゴス・ランティモス監督による音楽の生演奏とフルコーラスと共に上映される台詞なしの30分の新作短編映画『ブリート』に主演しているエマが「夢が実現」したと喜びを語っている。
現在開催中のニューヨーク映画祭での同作のプレミアで、エマはこう語っている。「真剣よ。話さなくていいっていうのは私のお気に入りのことなの」「人々は話さない方が多くを語れると思っているから、多くの台詞をカットできたらってよく思う」「もちろん言葉で表現できる時もあるけど」
現在ストライキにより、組合員の製作や宣伝活動が禁じられているが、今回エマとランティモス監督は、一時的な許可を得たことから、孤独、死、愛、欲望、人間と動物の関わりをテーマに、ギリシャの小さな島で恋人(ダミアン・ボナール)を失い悲しみに暮れる若い女性(エマ)が「生きる動物的本能」を発揮する姿を描いた同新作について話すことができたという。
ランティモス監督は、2018年作『女王陛下のお気に入り』や来年1月日本公開の『哀れなるものたち』でもタッグを組んできたエマのコメントを受けて、「サイレント映画」を作ったらと提案、そこでエマが観客に「アイディアが気に入ったら拍手して」と呼びかけると、観客は大きな拍手で反応、エマは「やるわ。ストライキが終わったらね!」と約束した。
Photo: Bangshowbiz