「Loewe」が描く“絶妙な違和感”の世界。パリコレ初の深津絵里が来場 | Numero TOKYO
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「Loewe」が描く“絶妙な違和感”の世界。パリコレ初の深津絵里が来場

Photo: ©Katsuhide Morimoto
Photo: ©Katsuhide Morimoto

9月29日(金)、パリ東部に位置するヴァンセンヌ城を舞台に2024年春夏シーズンのウィメンズコレクションを発表したロエベ(Loewe)。メゾンの再構築を見事に成功させ、新たなファンを獲得したクリエイティブ ディレクター、ジョナサン・アンダーソンの新作をひと目みようと、華やかなセレブリティたちが足を運んだ。日本からは、ファッションショーへの参加が初という俳優の深津絵里が来場。静かな街並みに映える深紅のドレープドレスでフロントローを彩った。

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今季もアーティスト、リンダ・ベングリスとのコラボレーションを継続。共同開発したアクセサリーのほか、ランウェイには存在感たっぷりのブロンズ彫刻が6つ設置された。 ミュージアムさながらの空間に登場したファーストルックは、肩から足元までを覆うロングニットケープ。 続いて、股上を過剰に長くデザインしたボトムスやオーバーサイズアイテムで絶妙な違和感を演出した。

この遠近法的ワードローブがコレクションを紐解くキーワード。生地を留める巨大なピンやブローチを組み合わせたようなデコラティブなトップスなどリンダの作品と融合することで抑揚のあるリズミカルな世界観を表現した。

コレクションを訪れた深津絵里は「ロエベが日本で展開されてから50年。その節目の年、同い年の私にパリコレへのお誘いが。私とは無縁の世界だと思っていたのでとても驚きました。でもなぜか、この体験をしてみたい。ファッションショーとはどんなものなのか。好奇心を抑えられず、ショーで着用するお洋服を選ぶことに。ジョナサンがデザインした服を何着も着る毎に、彼のユーモアや、普通に見えているものには、実は信じられない程の時間と技が必要なんだと改めて思い知りました。それはかたちは違うけれど、私が理想とし目指している最高にかっこいい考え方だと思うのです。今回、彼の信念やフィロソフィーを服を着ることで感じ、ショーを観ることで考えさせられました」と感想を述べた。

クラフトの前進というロエベの掲げるスピリットと、俳優としてさまざまな役柄に挑戦し続ける彼女の姿勢が重なったことで今回のオファーが実現。クリエイティビティの追及にストイックな両者が惹かれあった。

ロエベ ジャパン クライアントサービス
TEL/03-6215-6116
URL/loewe.com

Text : Yuko Aoki

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