横山大観から現代の作家まで ポーラ美術館にて13年ぶりの日本画展が開催 | Numero TOKYO
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横山大観から現代の作家まで ポーラ美術館にて13年ぶりの日本画展が開催

展示風景より、野口哲哉の作品群。Photo: Ken KATO
展示風景より、野口哲哉の作品群。Photo: Ken KATO

神奈川・箱根のポーラ美術館にて、日本画の誕生から現代までの展開をたどる大規模展が開催中。「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画―横山大観、杉山寧から現代の作家まで」は、2023年12月3日(日)まで。

2010年以来、ポーラ美術館で13年ぶりとなる日本画の大規模展が開催されている。横山大観や杉山寧、髙山辰雄などによる名作を含む、明治期における「日本画」という概念の誕生から現在に至る展開をダイナミックに紹介する試みだ。

横山大観『山に因む十題のうち 霊峰四趣 秋』(1940年)
横山大観『山に因む十題のうち 霊峰四趣 秋』(1940年)

本展のテーマは「革新」。新しい表現手法の発明や、合成顔料などによる鮮やかな色彩の獲得、額装や軸装、屏風といったさまざまな形式の変化に注目する。

また、谷保玲奈、深堀隆介、山本基、三瀬夏之介など、気鋭の現代のアーティストらによる初公開の新作も多数展示。欧米中心だったアートがグローバル化し、メディアや表現の多様化が進む現代のアートシーンの中で、彼らはどのように「日本画」と向き合い作品を制作しているのかに注目する。

杉山寧『薫』(1975年)
杉山寧『薫』(1975年)

展示風景より、野口哲哉の作品群。Photo: Ken KATO
展示風景より、野口哲哉の作品群。Photo: Ken KATO

近代の「日本画」をけん引した明治〜昭和前期の画家から、新しい表現方法に取り組んだ戦後の画家、そして現在の「日本画」とこれからの日本の絵画を追究する多様な作家たちに至るまで。
さまざまな挑戦の軌跡に注目し、その真髄に迫る本展。ぜひ、お見逃しなく!

※掲載情報は8月17日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画
横山大観、杉山寧から現代の作家まで

会期/2023年7月15日(土)〜12月3日(日)
会場/ポーラ美術館 展示室 1、2、3、アトリウム ギャラリー
住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
料金/大人 1800円、大学・高校生 1300円、中学生以下 無料、65歳以上 1600円

時間/09:00~17:00(入館は16:30まで)

休館/会期中無休(展示替えによる臨時休館あり)
TEL/0460-84-2111

URL/www.polamuseum.or.jp/sp/shinjapanesepainting/

Text : Manami Abe

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