蜷川実花、初公開の立体作品も!「残照 / Eternity in a Moment」
写真家として映像作家として、多彩な表現活動を続ける蜷川実花。現在、小山登美夫ギャラリー 前橋(まえばしガレリア内 Gallery 2)にて、「残照 / Eternity in a Moment」が開催されている。最新作で初公開となる立体作品、コラージュ作品、ネオン管を用いた写真作品などが展示。2023年7月15日(土) ~9月3日(日)まで。
アートの町として、盛り上がりを見せている前橋。2023年5月にオープンした「まえばしガレリア」で、蜷川実花の新作展が開催されている。この場所のために制作されたという「残照 / Eternity in a Moment」は、蜷川にとって新たな試みともなる立体作品。
ギャラリーは通りに面しており、天井高8mの空間に浮かぶように展示されている。通りを歩く人たちには、鮮やかな花が宙に浮かんでいるように見えるかもしれない。惹きつけられ、作品に近づくことで、新たに見えてくるもの。色鮮やかに咲いて、枯れて、種子となり、また芽吹く、花が繰り返すサイクル。魅了されて近づく私たちも、その一部かもしれない。また、本作品には、前橋という土地へのオマージュが込められ、前橋ゆかりの植物も含まれているという。
なお今回の展示作品は、宮田裕章(慶應義塾大学教授、プロデューサー)、Enzo(セットデザイナー)らと組む、クリエイティブチームEiMと共同で制作された。
前橋という場所で、新たな表現に挑んだ本展。ぜひ訪れてほしい!
蜷川実花「残照 / Eternity in a Moment」
会場/小山登美夫ギャラリー 前橋
期間/2023年7月15日(土)~9月3日(日)
時間/11:00~19:00 月火祝 休
住所/群馬県前橋市千代田町5丁目9-1(まえばしガレリア内 Gallery 2)
URL/tomiokoyamagallery.com
Text:Hiromi Mikuni