大阪市内を現代美術とともに周遊するアートフェア「ART OSAKA 2023」が開催
国内の現在進行中のアートフェアでもっとも長い歴史を持ち、若手から中堅アーティストの動向が見られる場として親しまれてきた「ART OSAKA」。今年は2023年7月26日(水)より、大阪市内3会場にて開催する。
今年21回目の開催となる「ART OSAKA」。大阪を代表する文化エリア・中之島(Galleriesセクション)と、創造性あふれるまち・北加賀屋(Expandedセクション)の2エリアを周遊しながら楽しめる、現代美術に特化したアートフェアだ。
北加賀屋エリアにあるクリエイティブセンター大阪とkagooでは、大型作品・インスタレーションに特化した「Expandedセクション」が展開される。国際的に活躍している作家から、今をときめく若手作家まで20組の国内外作家が出展し、絵画、彫刻、写真、ビデオ、グラフィティなど多種多様なメディアで構成されるサイトスペシフィックな作品を展示販売する。
また国指定重要文化財である、中之島の大阪市中央公会堂では総勢46軒のギャラリーが一堂に会す「Galleriesセクション」を展開。ギャラリスト独自の審美眼で選び抜かれた作品が、展示販売される。近代建築と作品が呼応するような空間もぜひ注目だ。
なお会期中には、生物学者でありながらアートに造詣が深く、フェルメール愛好家として知られている福岡伸一を招いたトークイベントや、出品作家であり、大阪出身のふたりの作家・大﨑のぶゆきと大洲大作による「おおさか・水辺・アート」をテーマにしたアートクルーズ&トークなど、催しも盛りだくさん。MASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)やSuper Studio Kitakagaya(SSK)、M@M(モリムラ@ミュージアム)といった北加賀屋のアート関連施設の特別公開や、graf porch(中之島)でのフェア出展ギャラリーや作家が参加するサテライト展示などもあるため、この機会にぜひ大阪を周遊したい。
※掲載情報は7月21日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
「ART OSAKA 2023」
会期/2023年7月26日(水)~31日(月)
会場/クリエイティブセンター大阪、kagoo、大阪市中央公会堂 ※大阪市中央公会堂の一般公開は7月29日(土)~30日(日)の2日間
開場時間/日によって異なるためwebサイトを要チェック
料金/3会場入場可能チケット3,000円(オンライン)、3,500円(当日窓口払い)、Expandedチケット1,500円(当日窓口払いのみ)など
URL/www.artosaka.jp/2023/jp/
Text:Akane Naniwa